検索窓
今日:12 hit、昨日:286 hit、合計:154,916 hit

30話 ページ30

ソレは突然だった
空に亀裂が入り、数匹のドラゴンと仲間を引連れ現れた人物 イノセントゼロ

彼の魔法によって会場の人間の動きが止められ為す術ないと思われたが___


「待たれい」

「見たことない魔法だね」


マッシュを庇うように立つ校長、ウォールバーグ
何メートルも高い位置で浮遊しコチラを見下ろす、ヴァンデラー


「その子をやすやすと渡す訳にはいかんのう
イノセント ゼロよ」

「彼の狙いはマッシュなの?」

「そうじゃ」


あぁ、そういえばさっき''息子''とか言ってましたね
と納得しながら地面に降り立ったヴァンデラーは同じくフードで顔が見えない相手を見つめる

なんか、風貌似てる……嫌だな……


「ウォールバーグがこの魔法にかからない事は想定してたけど、まさかもう1人かからない子が居るとは」

「私はさっきまでこの会場外に居たからね」

「なるほど」

「……真の目的はなんじゃ」


ウォールバーグの質問にイノセントゼロは小さく復唱し彼の夢を語った
死なず美しく、強い存在に


「数千年前に滅んでしまった。今ではおとぎ話とされる存在
エルフのようなモノに私はなりたい」

「……なりたくてなれるものでは無いと思うけど」


確かにエルフは永遠に近い寿命を持っている上に成長も一定すると止まる
探究心が強く魔法を極めればそれこそ神に近しい存在になれる

でもソレはエルフという種族であるが故
ただの人間では寿命が足りない。
……その夢を叶えるためにマッシュが必要?どういうこと?


「目的の為には多くの犠牲はいとわないと
魔力を奪い殺しても良いと「何を言っている」」

「当たり前のことを聞くんじゃない。私のために家族は存在するんだ」

「よく分からないけどダメだね、こんな奴にマッシュは渡せない」

「そうじゃな
マッシュバーンデットはこの世界の希望の光となる
どうしても連れていくというのならこのワシを超えねばなるまい」


イノセントゼロ ウォールバーグ
お互いが睨み合う中、私は数人にかけられた魔法を解除させる


「説明は省くよ
生徒たちを守ろう。私は''魔族''を相手する」

31話→←29話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (137 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
319人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ありもぎ - 大好きですッッッ (3月21日 18時) (レス) @page50 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
pjzfypgcgm(プロフ) - めっちゃおもしろいのに更新も早いなんてさいこー!!神!! (3月20日 22時) (レス) @page50 id: 898c7a0812 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 良い作品!めっちゃ面白い! (3月16日 9時) (レス) @page35 id: 3801cff032 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - この作品大好きです‼︎投稿頑張ってください‼︎ (3月13日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ(プロフ) - 好み♡ (3月10日 21時) (レス) @page23 id: 5f8f8b1a53 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月7日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。