道はどこまでも続く

24話 ページ24

神覚者への道は大きく3つのステップにわけられる

1次 コイン集め
2次 神覚者候補選抜試験
3次 神覚者選定最終試験

2次試験に進めるのは金のコインを5枚以上集めた者のみとされるが今回は特例。イノセント ゼロの脱獄によって早まってしまった為金のコイン3枚以上獲得した者を有資格者となった


歓声が鳴り響くその中心に数人の魔法使い
辺りを見回せば見知った顔もある


｢流石有名な魔法学校だね。人が沢山｣
ヴァンデラー 金コイン 4枚

｢……聞きたいことあるんだけど｣
カルパッチョ ローヤン 金コイン 4枚


｢何？｣

｢……アイツが魔法使えないこと知ってた？｣

｢まぁね｣

｢重罪なのも？｣

｢もちろん、罪を受けてもいいと思うほどマッシュには価値があるそれだけの事だよ｣


私の言葉にカルパッチョは理解できないとでも言いたげな表情をしていて思わず笑いがこぼれる


｢いずれ分かるよカルパッチョにも｣

｢そう、じゃあいいや｣



『全12名が出揃いました。それではさっそく行きましょう!!
試験と言えば人数絞り、人数絞りと言えばサバイバル!

そんなデットオアアライブな予選はこちら''死霊の狩り場''
ルールは簡単ステージに隠された鍵を見つけ出し脱出するだけ。なお鍵はトロルアンコウの浮き袋の中に入っており魔法を使い風船のように割らなければ手に入りません
そして、3人の死霊から逃げながら行ってもらいます』


説明とともに試験会場へとうつされ試験スタートの合図がなる
とりあえず鍵のあり場所を見つけるか。と歩き出したところで背後から殺気を感じて避けた
人の倍近くある巨体。羊のような頭と人間の体をした異質さ


｢……君が死霊かな？随分変わった風貌だね｣


距離を取りつつ魔法を使ったが数メートル吹き飛ばされただけでピンピンしている死霊を見て｢なるほど、攻撃魔法は効かないと｣と即座に納得し攻撃から拘束へとシフトチェンジして死霊の動きを止める
鎖で雁字搦めとなった死霊は抜け出そうにも動けば動くほど締め付けていく拘束にうめき声に近いものをだして暴れている


｢君が持ってる……は無いか
じゃあ、私が試験を終えるまでそこで大人しくしててね｣

25話→←23話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す