20話 ページ20
「付き合ってる?僕が?誰と?」
「私カルパッチョとワース2人と付き合ってるの?なんで?」
「どっからそんな話が出てきたんだよ」
困惑する私達を見て女の子たちも頭に''?''が浮かぶ
「2人とも私の事好きなの?私はそういう感情が軒並み欠落してるからないけど」
「嫌いじゃないけど、好きとかそういうのわかんない」
「タイプじゃねぇ」
三者三葉の意見。だがお互いの恋愛感情が一切ないことに女子生徒は喜んだが真面目かつ気になったことには一途な3人
直ぐにその噂の出処と原因を話し始め女子達の入る隙は無くなってしまっていた
「まず僕とヴァンデラーが付き合ってるっていう噂が出てることから謎なんだけど
僕ら私生活でもそんなに一緒にいないし、最近は君たちの方がずっと一緒でしょ?」
「そんなにってことは居ることには変わりないだろ?
あとお前らが付き合ってるみたいな話はレアンまで来てたぞ」
「それ本当?僕から見てヴァンデラーは使い勝手のいい…パトロンみたいなものなんだけど」
「そんなこと言われてるが、お前はどうなんだよ」
「私?私は………………手のかかる子供みたいな」
「ちょっと、それだと僕君に依存してるみたいじゃん」
「だって放っておいたらそこら辺で死んでそうだもの
そう思われたくないならちゃんとご飯食べて寝なさい。今日は一段と顔色が悪いよ、とりあえず飴あるから食べなさい」
「発言がババアすぎんだよ」
わちゃわちゃと話していたかと思うと誰の合図もなく移動を始めた3人
話しかけようと数人試みたが誰の呼び声にも反応せず消えてしまった
「付き合ってない……らしいけど……なんであの距離で平然としてられるわけ……?」
「恋愛感情が軒並み欠落してるってもしかしてヴァンデラーさん重い過去があるんじゃ……」
「……だからフードで顔隠してたり??」
((((だとしたら、私達とんでもないことやってない……!?))))
女子生徒が後悔の念に苛まれている中、そんなことを知らない3人は永遠に自分たちのことを討論していた
「……本当はカルパッチョとワースが付き合ってるんじゃないの?」
閃いたとばかりに2人の顔を見るがそんな私の頭をものすごい力で掴むワースと冷めた目で見下ろすカルパッチョに一瞬でこの説が間違っていることに気づく
「やめてよ、嘘でも嫌なんだけど
ヴァンデラーじゃなかったら速攻で殺してた」
「ふっざけんな!!!!!!」
「ごめん、そんなに怒ると思ってなかった」
319人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ありもぎ - 大好きですッッッ (3月21日 18時) (レス) @page50 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
pjzfypgcgm(プロフ) - めっちゃおもしろいのに更新も早いなんてさいこー!!神!! (3月20日 22時) (レス) @page50 id: 898c7a0812 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 良い作品!めっちゃ面白い! (3月16日 9時) (レス) @page35 id: 3801cff032 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - この作品大好きです‼︎投稿頑張ってください‼︎ (3月13日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ(プロフ) - 好み♡ (3月10日 21時) (レス) @page23 id: 5f8f8b1a53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月7日 14時