道はどこまでも続く (ページ17)

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17話ページ17

｢解決しました｣

｢それは良かった｣

｢何和やかに会話してんだよ!!ふざけんな!!!!!!!!｣

ワースと修行n日目。
魔法局から帰ってきたマッシュは喜々として知らせに修行中にも関わらず私の隣にくると撫でろとばかりに頭を下げてきた
ワースに対する攻撃の手を緩めることなくマッシュの頭を撫でているとワースがブチ切れ固有魔法を発動しようとする

｢セコンズマッドロス｢ソレは使っちゃダメ｣チッ｣

解除魔法でワースの後ろに作られた泥の物質を壊すと魔力を使いすぎたのか地面に膝を着くワース
防御魔法を使っていたし、さっきの魔法で限界が来たのだろう

｢今日はここまでかな｣

マッシュの頭から手を離しワースに近づくとマッシュの時よりは強めに頭を撫で回す

｢上達が早い。これなら次は違うことを教えてやれる｣

数秒黙って撫でられていたが｢ガキ扱いすんな｣と手を払われ立ち上がった彼に見下ろされながら

｢予習のために聞きたい。次は何を教える気なんだよ｣

｢うーん。そうだね
花畑を出す魔法とか？｣

｢は？ふざけてんのか｣

大真面目なんだけどな
嫌だと言いたげに顔を歪めるワースに｢意味の無いことはさせないよ｣と諭すも不満げ
見せるしかないか…と息を吐いたところで

｢ちょっと彼女借りてもいいかしら｣

背後から声をかけられ振り返るとそこに居たのはオルカ寮寮長であるマーガレットマカロン
ワースを横目で見れば手で払われる仕草をしたため''行け''というサインなのだろう

｢なら今日はここまで。
マッシュ、ワースまたね｣

軽く手を振りマーガレットの近くに歩み寄ると彼は少し微笑み私の速度に合うように歩き出した

｢ワースと随分仲がいいのね｣

｢そうですね、魔法を教えてるので｣

｢あら、貴方が教わってるのではなくて？｣

マーガレットは私を見るとニコリと笑みを作る
それが何を意味するのか理解は出来ないが深く考えはせず

｢私が教えてます｣

そう答えた
その瞬間少しマーガレットの目が光ったことに私は気づかず歩を進めてしまったことを後に少し後悔する