12話 ページ12
初のレアン寮と合同授業
貴族出身で固められているという話の彼らは良くも悪くも貴族特有の雰囲気を放っていて、関わることは無いだろうといつもの彼と組んで授業が始まった訳だが……
始まって早々攻撃を仕掛けられ防御魔法で弾くと彼らに囲まれていて有無を言わさない戦闘が始まり現在。
地面に伏せて小さいうめき声をあげる彼らを冷たく見下ろすカルパッチョ
私の「ストップ」という言葉に1度は止まったものの再度自身に刃を向けたことで彼に拘束魔法を放った
「ヴァンデラー、動けない」
「拘束魔法だからね
彼らに戦う意思はもうないよ。追い打ちは良くない」
「なんで?先に仕掛けてきたのはアッチだよ」
「それでもダメ」
数秒の沈黙、先に言葉(というかため息)を吐いたのはカルパッチョの方で刃物を懐にしまったのを確認して私も魔法を解いた
レアンの彼らはズビズビと泣きながらカルパッチョに硬貨を渡し肩身を寄せ合って消えてしまった
……最近よくレアン寮から硬貨をかけた戦闘を仕掛けられるなぁと考えていれば肩を押され我に返る
「考え事?やること終わったし戻ろうよ」
いつの間にか森の中にある課題の薬草を取ってきていた彼
先生のいる場所へと戻ればこれまたコインが渡され既に金硬貨へと昇格してしまった
「……案外簡単なのね」
「ヴァンデラーは神覚者になりたいんだっけ?」
「まぁ、大きく言えば」
「ふぅん……何考えてるのか知らないけど
なれたら貰える実験部屋僕に頂戴」
「なれたらね」
________枠が余ったので小話____________
カルパッチョとヴァンデラーの関係
お互いが良き理解者となっているし、カルパッチョの研究にヴァンデラーが手伝ったり見守ったり、口出したり…
研究のし過ぎで授業に出なかったりするカルパッチョを部屋から引きずり出して受けさせる役目も担っている
カルパッチョは顔はイケメンなので寄ってくる女の子は多いがカルパッチョ自身が「ヴァンデラー以外(みたいに博識じゃないと)無理」と断っている為女の子からのヴァンデラーに向けるヘイトは高め。でも返り討ちにできるくらいの力と心はあるツヨイ
カルパッチョ
「僕がまだ知らなかったことも知っているし魔法も幅広く使える良い助手(パトロン)」
ヴァンデラー
「手のかかる子供で人間と触れ合っていたあの頃を思い出す
あと私の前で刺激物は食べないでほしい」
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ありもぎ - 大好きですッッッ (3月21日 18時) (レス) @page50 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
pjzfypgcgm(プロフ) - めっちゃおもしろいのに更新も早いなんてさいこー!!神!! (3月20日 22時) (レス) @page50 id: 898c7a0812 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 良い作品!めっちゃ面白い! (3月16日 9時) (レス) @page35 id: 3801cff032 (このIDを非表示/違反報告)
青空餅名無し6306号(プロフ) - この作品大好きです‼︎投稿頑張ってください‼︎ (3月13日 18時) (レス) id: e874f646c6 (このIDを非表示/違反報告)
うにゅ(プロフ) - 好み♡ (3月10日 21時) (レス) @page23 id: 5f8f8b1a53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜目 | 作成日時:2024年3月7日 14時