4話 ページ4
｢……どの時代も跡取り問題って耐えないものですね
生きているうちにその座を譲っていればまだ大きな問題には発展しないのに
貪欲なクソじじいなこと｣
｢え｣
背後から驚いた声が聞こえ、振り返ると水木と名乗った男と目が合った
口が悪いことに驚いているのか、はたまた違うことなのか。それはよく分からないが私は首を傾げながらニコリと微笑むと彼は慌てて目線を下にさげた
その瞬間
ドンッ!!
大きな音が聞こえ皆がそっちに目線を向ける
音を出したのは当主に選ばれた時麿の足から出されたもので、時麿はヨロヨロと時貞の遺影に近づくとわんわん泣き出した
いい大人が号泣する様に呆気に取られていると突然の地鳴りが起こる
｢!!｣
呪力を感じて思わず立ち上がる
警戒したが地鳴りが終わると呪力もほとんど消えたが、中々大事になってきたなぁと息を吐いた
｢何処から片すべきかなぁ｣
色々面倒が重なりすぎて1年放置したが、それ以上に状況が悪くなるとは思わなかった
｢面倒事は早く終わらせるに限るかぁ、学びましたァ…｣
｢紗代、A何してるの
早くいらっしゃい｣
1人悶々と考えていれば母に呼ばれ我に返る
紗代も水木と話していたのか会話を終わらせ母の後ろに着いた
｢お姉様、後でお話させてくださいませんこと？｣
｢ん？あぁ構いませんよ
後で私の部屋にいらっしゃいな｣
｢はい!ありがとうございますお姉様｣
｢………｣
その日の夜＿＿＿
私はとある場所に来ていた
｢結界が壊れかけてるのか
呪いも増えてるし、ココに居る呪詛師も心もとないくらいの力だからね
もってあと3日って所かな｣
今ここで祓っても良いがそれだと呪いの根源は焼ききれない
呪いが呪いを生む状況で悪手にも程がある
｢結界が敗れたところで祓うか、違う方法かまた考えようかな
一先ず帰ろう｣
襲いかかる狂骨をヒラヒラと交わしながら帰路につく
そんな時、また新たな人物が追加されることなど私は知らない
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あべの(プロフ) - そして、この後の囲われた日常が気になるのは自分だけなんでしょうか？ (12月25日 15時) (
レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
あべの(プロフ) - 1から3まで並べると尊くて泣きます。 (12月25日 15時) (レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - えー、全て神でした (12月25日 11時) (レス) @page25 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
rune16(プロフ) - 第一特典はと合わせたい神絵でした。遅くなりましたが、コメント失礼しますwww私は第一特典もらってないので是非とも並べたい。いや、並べないといけない第三特典だったとお伝えします！ (12月25日 11時) (レス) @page25 id: c9d7379dbf (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - 天才すぎます!! (12月23日 21時) (レス) @page19 id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2023年12月11日 2時
