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小話 その3 ページ30

第4特典貰えてテンション上がった故に書きます。良かった、泣いた
更新はこれで最後になるかと思います。
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『大切な人』 水木 side

村での一件以来、俺の周りには一般とは違ったモノで溢れかえるようになった

ゲゲ郎が妖怪の相談役になり、その相談にでついて行った日。内容は森の奥深くで嫌な気配があり次々に妖怪が喰われているというもの

彼の後ろについて行くとドンドン嫌な気配は大きくなっていき汗が止まらなくなる


「 着いたぞ」


ゲゲ郎の言葉に顔をあげればそこには人の姿があり、よく目をこらすとだんだんと姿が見えてくる


「………は、Aさん…………?」


俺らに後ろを向けていた彼女はゆっくりこちらに振り返るとニヤリと耳元まで口が裂け笑った


「!
まずい水木!!下がれ!!!!!!!!」


その言葉にハッとするも逃げようと足を動かそうとした瞬間に触手のようなものが足に絡みつき土の中に引きずり込まれる
身動きも呼吸も出来ずただただ近づいてくる''死''
最後に見たのがAの姿だったせいか思い出したのは彼女の柔らかな笑顔だった


「返してください」


爆発音と共に襟元が引っ張られ土の中から抜き出される
勢いが強かったのか数メートル飛ばされたが久々の呼吸にむせかえりながらも肺に酸素を送り込み、歪む視界の中前に立つ人物を見ればそこには艶やかな着物に身を包んだAが奥の化け物と睨み合っていた


「A、お主何故ここに!!?」

「岩子さんが嫌な予感がするとおっしゃったので
様子見ですよ

まさか妖怪じゃなく呪いを相手するとは思いませんでした」

「やはり、呪いか……」

「かなり喰べられてますね
妖怪だけならまだ見逃したんだけど、人に危害を加えるなら祓います」


そう言いながら彼女は目の前の呪いに殴り掛かると地面が割れ一瞬にして祓ってしまった

燃えた紙切れのように塵となって消えていく呪いに目もくれずAはゆっくりとコチラに帰ってくる
いまだ尻もちを着いた状態の俺と目を合わせるようにしゃがんだ彼女は「大丈夫ですか?」と一言

泥だらけで、服の中には砂も紛れていて気持ち悪いが「あぁ」とだけ答えて立ち上がった

終わり→←小話 その2



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あべの(プロフ) - そして、この後の囲われた日常が気になるのは自分だけなんでしょうか? (12月25日 15時) (レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
あべの(プロフ) - 1から3まで並べると尊くて泣きます。 (12月25日 15時) (レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - えー、全て神でした (12月25日 11時) (レス) @page25 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
rune16(プロフ) - 第一特典はと合わせたい神絵でした。遅くなりましたが、コメント失礼しますwww私は第一特典もらってないので是非とも並べたい。いや、並べないといけない第三特典だったとお伝えします! (12月25日 11時) (レス) @page25 id: c9d7379dbf (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - 天才すぎます!! (12月23日 21時) (レス) @page19 id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2023年12月11日 2時

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