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続き ページ27

「遅かったのぅ、倅も待っておったぞ」

「おい、こんな寒い中に子供を連れてくるんじゃねぇよ」

「相変わらず水木は鬼太郎のことになると心配性になるの」

「赤子だぞ、心配くらいするだろうが!!」


男????
しかも子供抱えてますけど…?
え、子供水木に渡すの?あ、泣かないんだ????

……?どういう状況??

開いた口が塞がらないとはまさにこの光景のことかもしれない
水木、一体前世でどんな徳を積んだんだ?
その前に男ともできてたのか?その子供は?

謎が謎を呼び混乱してきた

脳の整理が追いつかずその場にしゃがみこんでしまう
考えすぎて頭がズキズキと痛み出した気さえする


「あの、大丈夫ですか?」

「あぇ…?あ、はい大丈ぶ……」


上から声が聞こえ顔を上げるとそこには昨日、水木と帰っていた洋服の美人
立っていたはずの彼女は俺と同じようにしゃがみこむと俺の額に手を当てた


「熱は無いみたいですね、気分が悪いなら救急車でも」

「あ、いえいえいえいえいえ!!
このくらいなんともないですよ!!本当っ!!元気っ!!」


ドンッ

勢いよく立ち上がったせいでふらついた体はどうやら後ろを歩いていた人に当たってしまったらしい
謝ろうと振り返り俺は呼吸を忘れた


「すみません、私の不注意です」


一昨日見た着物の美人だと……?


「あら、Aちゃん?」

「おや、岩子さん
岩子さんも水木さんのお迎えに?」


女性2人は何やら話始めるがが俺はそれどころでは無くなってしまった
もしや、モテていたのは水木ではなく…俺!!?
うわー!!なんて罪な男なんだ俺は!!そう思い2人に目線を戻して自己紹介をしようと口を開きかけた時


「Aに岩子さん?そこで何してるんです?」

「「水木さん」」


少し先には戻ってきたのか赤子を抱えた水木と男
そしてその2人に近づいていく女性達

仲良さげに話す4人に俺は言うまでもなく現実を突きつけられた

終わり→←小話 その1



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あべの(プロフ) - そして、この後の囲われた日常が気になるのは自分だけなんでしょうか? (12月25日 15時) (レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
あべの(プロフ) - 1から3まで並べると尊くて泣きます。 (12月25日 15時) (レス) @page25 id: 55582985e0 (このIDを非表示/違反報告)
箔月(プロフ) - えー、全て神でした (12月25日 11時) (レス) @page25 id: 26079ce184 (このIDを非表示/違反報告)
rune16(プロフ) - 第一特典はと合わせたい神絵でした。遅くなりましたが、コメント失礼しますwww私は第一特典もらってないので是非とも並べたい。いや、並べないといけない第三特典だったとお伝えします! (12月25日 11時) (レス) @page25 id: c9d7379dbf (このIDを非表示/違反報告)
Rin'lan - 天才すぎます!! (12月23日 21時) (レス) @page19 id: 3767ef094f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2023年12月11日 2時

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