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77話 ページ27

スペインとの試合が終わり10日間のトレーニング期間が設けられている中俺はそのほとんどを指導者であるノアと過ごしていた


「お前から見て次に試合に出すとして誰を用意する?」


ドイツを選んだ人間全員の事細かなデータが並べられその画面を見ながらウーン……と考える


「てかなんでそれを俺に聞くわけ?
こんなことした事ないしただの高校生なんだけど」

「知ってる」

「これで知らないって言ったらぶん殴ってた」


無駄話はいいから早く応えろと言わんばかりの目線を向けられ息を吐きつつ青い監獄メンバー一人一人の癖や長所を話していく
……喋りすぎて喉痛い


「……ストーカーか?」

「アンタの知らなそうな情報教えてんの!!
こういうの一人一人じっくり見てないと見抜けないことだし、前から一緒にいるならそれを見る機会が多かった俺は知ってるってだけ」

「相変わらずの観察眼ってことか」


なるほどな。と椅子から立ち上がり俺に渡していたiPadを奪い取ると何やら操作をして編成を決め終えたらしい


「……お前が後数年前に生まれてたら良かったのにな」

「俺ノアと一緒にサッカーするとか死んでもごめんなんだけど」










ノアとの話も終えて部屋に戻れば潔に呼ばれて個室に2人ではいる


「あのさ……ずっと聞きたかったんだけど
Aって本当にプロにならないのか?」


突然のカミングアウトに着いていた肘から顔が落ちる
ガクッと揺れてしまったからか舌を噛んでしまい口内に鉄の味が広がる


「イッ…潔、もしかしてまだ俺が嘘ついてるって思ってる?」

「いや、これは……なんて言うか……最終確認?」

「フハッ、何それw
なるつもりないよ。次のW杯で俺はココを辞める」


ゴクリと潔が唾を飲み込む音が部屋に響いた。最悪、青い監獄自体のプロジェクトがそれ以降続いたとしても当初の目的は達成しているだろうし、それにいつまでも残っている理由は俺には無い


「甚八兄さんや他が俺にサッカーを続けて欲しいと感じていようが俺の人生は俺のもの。
横槍は入れさせない」

「……じゃあその時は____」


潔の言葉に俺は驚く。
言い切った後、潔はニヤリと笑うと「絶対捕まえてやる」と俺を指さした


「まぁ、給料はずんでくれるならそれでもいいかもな
楽しみにしてるよ。エゴイスト様?」

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蓮夜 - 最高でした。お疲れ様です。終わり方も好きすぎてヤバイ!! (5月22日 12時) (レス) @page30 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
まつぼっくり(プロフ) - そっそれなです、いつまでも待たしてもらいます (2023年3月22日 19時) (レス) @page21 id: af73d329dc (このIDを非表示/違反報告)
四季神零姫(プロフ) - はっ早く続きをください(吐血) (2023年3月22日 2時) (レス) @page14 id: 67f3734aca (このIDを非表示/違反報告)
四季神零姫(プロフ) - 何度も読み返してます。これからも、更新頑張ってください! (2023年3月14日 15時) (レス) @page14 id: 67f3734aca (このIDを非表示/違反報告)
天使。 - 続編おめでとうございます!!前作を猛スピードで全話見て続編まで辿り着きました!!手が止まらないくらいとても面白いです!!見てて心がドキドキというかワクワクしました!!体調に気をつけて、更新楽しみに待っています!! (2023年2月27日 12時) (レス) @page12 id: 68ee57cead (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2023年2月26日 11時

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