53話 ページ3
青い監獄 VS U-20日本代表 まで残り15分
ベンチ入りは出来た俺はその会場へと来ていた
交代枠は3回のみと聞いて望みは薄いだろう
｢そういや俺、糸師冴を見たことないかも｣
｢えっテレビで？｣
｢テレビで、ここに来る時に有名なこと知った｣
独り言は近くにいた潔に聞こえていたらしく驚いた表情で俺を見てきた
｢糸師弟に似てるなら見つけられそう、似てんの？｣
｢あー、まぁ似てるは似てるなぁ｣
｢マジか、お前の家族どうなってんの？両親美人？｣
糸師弟に目線をずらせば本人はガン無視でシューズの紐を縛り続けている
話しかけんなって事ですね。諦めませんけど
｢糸師兄もこんな(弟)性格だったら親御さん大変そう。言葉遣いとか矯正するのもう無理じゃん｣
｢あー、何となく理解出来るw｣
｢親の前だと大人しい糸師弟、見てみたい気がするけど絶対上から物言うじゃん。親は大切にしなよ｣
｢さっきから聞いてりゃ糸師弟だの兄だの名前で呼べよ!!!!｣
(怒るとこそこなんだ)
篠原と凛意外の気持ちが揃った瞬間である
篠原はクスリと笑ったあと座っている凛の頭を乱雑に撫で｢悪かった、凛｣と通り過ぎていく
ブスッとする凛に篠原はまた笑い会場の方に足を進める
｢甚八兄さんの人生がかかってるんだ
ここで負けてやるほど俺は優しくないよ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1388人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蓮夜 - 最高でした。お疲れ様です。終わり方も好きすぎてヤバイ！！ (5月22日 12時) (
レス) @page30 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
まつぼっくり(プロフ) - そっそれなです、いつまでも待たしてもらいます (2023年3月22日 19時) (レス) @page21 id: af73d329dc (このIDを非表示/違反報告)
四季神零姫(プロフ) - はっ早く続きをください（吐血） (2023年3月22日 2時) (レス) @page14 id: 67f3734aca (このIDを非表示/違反報告)
四季神零姫(プロフ) - 何度も読み返してます。これからも、更新頑張ってください！ (2023年3月14日 15時) (レス) @page14 id: 67f3734aca (このIDを非表示/違反報告)
天使。 - 続編おめでとうございます！！前作を猛スピードで全話見て続編まで辿り着きました！！手が止まらないくらいとても面白いです！！見てて心がドキドキというかワクワクしました！！体調に気をつけて、更新楽しみに待っています！！ (2023年2月27日 12時) (レス) @page12 id: 68ee57cead (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水菜目
| 作成日時：2023年2月26日 11時
