31話 ページ31
梅雨が明け少し暑さが手で来た頃
クラス対抗球技大会が迫っていた
殺せんせー「…トーナメント表にE組がないのはどうしてです？」
三村「E組は本戦にはエントリーされないんだ
1チーム余るって素敵な理由で
その代わり大会のシメのエキビションに出なきゃいけない」
殺せんせー「エキビション？」
岡野「要は見世物だよ
全校生徒の前で男子は野球部の、女子は女子バスケ部との選抜メンバーと殺らされるの」
前原「一般生徒のためだから部の連中も本戦に出れない
だからここでみんなに力を示す場を設けたわけ
トーナメントで負けたクラスもE組がボコボコに負けてるの見ればスッキリするし
E組に落ちればこうなりますよっていう見世物にもなる」
殺せんせー「なるほど…いつものやつですか……」
片岡「そ、でも心配しないで殺せんせー
暗殺で基礎体力着いてるし、いい試合して全校生徒を盛り下げるよー!!」
片岡さんを中心としてバスケの人を決めているのだが
私は1番最初に除外された
片岡「Aは応援ね」
貴女「え？あぁ、そっか私みたいなゴミは使えない「そうなんだけど!!」うっ…」
片岡さんは私の腕を掴んでニッコリ笑う
片岡「私はAに応援されたら力が出るからね!!」
貴女「あり…がとう…？」
恥ずかしくなって目線を逸らす
全(何この子、可愛い……)
試合当日
結果は惜しくも負けた
貴女「お疲れ様」
皆にタオルを渡すと観客席で見ていた女性達が私を見て「無能」だと嘲笑う
片岡「ちょっと!!」
貴女「良いんですよ」
片岡さんに微笑み止める
片岡「なんで!!?止めないでっ!!」
貴女「彼女達に興味はありません
ですので、何を言われようと私は痛くも痒くもないんです
気にするだけ無駄ですよ」
そう言うと片岡さんは悔しそうな顔をしたが私は片付けを済ませてさっさと外へ出た
外はE組のソフトが始まっていたのか少し騒がしい
少し様子を見てみたが野球部のコーチが理事長に変わっていたところを見ると一筋縄では行かないことが明白
貴女「…つまらない」
速水「A、どこ行くの」
貴女「教室に戻るよ
日にあたると酷くなるし」
矢田「えぇ〜、一緒に応援しないの？」
貴女「ごめんね」
1人、輪の中から抜けてE組の校舎へと戻る
貴女「烏間先生もイリーナ先生も向こうとは有難いね…
さて……やりますかね……」
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流雪 - 狛枝くんは一人称 「僕」 ですよ (2019年2月14日 23時) (
レス) id: 1e56891726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年2月25日 19時
