超高校級の??? Ⅰ ダンロン×暗殺教室 (ページ19)

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19話ページ19

殺せんせー「なっ!!」

殺せんせーが驚いた理由はさっきまでいたはずの私が居なかったから

殺せんせー「っ!!逃がしませんよ」

殺せんせーはどこかへ飛んでいく
気配が完全に消えたのを確認して庭にあった大きな岩陰から姿を出す

貴女「あの人にも「気配遮断」効くんだね」

さて、と向き直し次は周りをよく警戒しながら旅館を後にした
空には綺麗な満月が浮かんでいる

旅館にあった池で見たが私の目は血のように赤く染まっていた

貴女「…あぁ、やっと殺れる」

高まる気持ちを抑え、私は静かな街を歩いて進んだ

貴女「…ふぁ」

赤羽「狛枝さん眠そうだね、昨日寝れなかったの？」

貴女「え？…あぁまあね」

赤羽「狛枝さんでも興奮して寝れないことあるんだね」

貴女「寝れなかった=興奮してたって解釈しないで」

赤羽「じゃあ何」

貴女「携帯で兄の捜索してた」

赤羽「……ごめん」

この前と同じような事を言われるのかと思えば謝られ思わず前を向いていた顔を赤羽へと向ける

赤羽「何さ」

貴女「いや…謝れるんだなって…」

赤羽「何それ馬鹿にしてるの？」

貴女「そう言う訳じゃない「何してんだ二人ともー行くぞ？」あ、うん」

赤羽はあの後も何か言いた気だったが私は神崎さん達の方へと急いだ

茅野「へー、祇園って奥まで行けばこんなに人気無いんだね」

神崎「うん、一見さんお断りのお店ばかりだから
目的なくフラッと来る人も居ないし、見通しが良い必要も無い
だから私の希望コースにしてみたの、暗殺にピッタリなんじゃないかなって」

神崎さんはそう言って笑うと杉野がべた褒めし始めた
なんか…ソニアさんと左右田さん見てるみたいだな…

そう考えていると後ろから気配を感じ振り返る

潮田「？狛枝さんどうかし」

「ホントうってつけだよな、何でこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ」

赤羽「何？お兄さん達、観光が目的っぽくないけど」

「男に用はねぇ
女置いてお家帰んな」

男がそう言って笑った瞬間赤羽は男の目に指を突っ込んで近くの電柱に男の頭を叩きつけた

貴女「うわぁ…」

赤羽「ほら、渚君
目撃者居ないから喧嘩しても問題ないでしょ？」

貴女「赤羽っ!!」

赤羽「え？」

赤羽の後ろに鉄パイプが振り下ろされる
私は赤羽を突き飛ばす事に成功したが代わりに鉄パイプに当たり頭が切れたのか血が流れ意識が遠のく

貴女「あーぁ…私、1人だったら＿＿」

殺せたのに