136話 ページ36
ピピピと機械的な音が室内に響き俺は体温計に映し出された数字を見てため息を吐いた
｢熱出た……頭痛い………｣
ガンガンとなり止まない痛みを我慢しつつも時間をかけて起き上がると携帯に1つメールが入る
｢そうだ……今日、ろふまおあるんだ………あー、過ぎてる……｣
9時に予定されていたはずの時間から既に10分も過ぎていて、とりあえず俺はすぐに電話で謝罪と発熱のために休むことを伝えた
｢ゴホッ…すみません、次までには治すので………はい、失礼します………｣
スタッフとの話も終わらせお手伝いさんに熱を移す訳にも行かず今日は来なくていい、という連絡も一緒にする
｢喉乾いた…水｣
目を覚まして2時間、ようやくベットから出てふらつく体を壁で支えつつ時間をかけてゆっくりとキッチンの方へ向かう途中でもう一度電話が鳴りだす
仕事のことかもしれない、と来た道をもどり通話ボタンを押すと聞こえてきたのは加賀美さん達の声
｢あ、大丈夫ですか？
今回九条さんがおやすみなさるということで我々が手持無沙汰になってしまって
お見舞いも兼ねて九条さんの家に必要な物があったらお届けしたいと思ってるんですが……｣
｢ｺﾞﾎｯ…すみません俺のせいで……
お見舞いはお気持ちだけで……移すと大変ですし…｣
｢朝からなにか食べました？食欲は？｣
｢食べてな……………｣
急な目眩に襲われどうすることも出来ず気づいた時には床に倒れていた
相当大きな音がしたのだろう、携帯の向こうからは加賀美さんだけでなく他の3人の心配している声が聞こえる
早く｢大丈夫｣だと伝えなきゃ行けないはずなのに俺は｢床…冷たくて気持ちいい｣と場違いなことを思いつつ気だるさから目を閉じた
次に目を覚ました時にろふまおメンバーが家にいることなんかまだ知らない
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猫 - 完結おめでとうございます！とても面白くて一気見しちゃいました！ここで終わるのは少し寂しいですがちょいちょい見にきたいと思います！ (2023年1月22日 1時) (
レス) @page50 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました、これからも応援しています！！！ (2022年10月3日 16時) (レス) @page50 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 純粋に好きです、面白かったです。楽しい時間をありがとうございました (2022年10月1日 3時) (レス) id: 5760dadaee (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - 完結おめでとうございます。ここの更新がなくなってしまうのは哀しいですが、定期的に読み返しつつ、短編やら新作やらを楽しみにひっそりと生きていきたいと思います！ (2022年9月30日 22時) (レス) @page50 id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
真優(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエスト書いてくださりありがとうこざいました！この作品が更新されることが最近の楽しみであっただけに終わってしまうのが寂しいです。もう少し読みたい話もあったので番外編をひっそり期待しています… (2022年9月30日 20時) (レス) id: 969f0f287a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2022年9月13日 17時
