142話 ページ42
みんなが少しずつ酔ってきたところでお題を出す
｢じゃあ1人ずつ、お互いの初めの印象と今の印象をお聞きして行きましょうか……
まず、九条さんから行きましょう｣
｢俺かぁ、俺はねぇマジで剣持くん以外と関わりがなかったから
接し方に苦労すると思ってたんだよね
当時は大人とか信用も尊敬もしてない頃だったから
内面ではニコニコしてても裏では何してるか分からない…みたいな｣
｢それって…我々3人に対してですか？｣
｢そうそう、営業上は仲良く見せてて
カメラ回ってないところでは会話さえしない…みたいな印象っていうかイメージだね｣
｢あぁ……中々の悪いイメージが…｣
｢九条さん苦労してそうっすもんねー｣
｢で、今は？｣
｢今は本気で｢どうしようもない｣って思ったら頼ろうって思うくらいには信頼してますね｣
｢うわ…これ嬉しいな……｣
加賀美さんはニヤける口元を必死に抑えようと口を手で覆う
｢いや、もう!!いつでも頼って下さいよ!!!!｣
｢僕らより全然年下なんでね、僕らの人生経験もいろいろ行かせますし
三人寄れば文殊の知恵とかいうじゃないですか｣
｢そうだねw
でも頼ったと思うよ｣
現に｢辞める｣という決断を下す前に俺はろふまおメンバーに事を打ち明けている
色々話を聞いてくれた上で加賀美さん達が背中を押してくれて社長に辞表を出すことが出来たわけで
｢あの時は今でも言葉には表せないくらいの感謝があるよ
みんなが居なきゃ今頃俺は八方塞がりもいい所だっただろうし｣
｢九条さんがなぁーVを続けたいと思ってる一方で会社継がないといけないっていう使命もあるの大変だよな｣
｢元兄がどうしようもなかったから仕方ないことではあるけどね
それに辞めたとしてアーカイブは残してくれるらしいから｣
｢……やっぱ、辞めたとか出来ないんすかねぇ｣
甲斐田くんがポツリとこぼしたその言葉にスタッフ含めその場にいた全員が言葉をつまらせる
｢無理だね｣
｢うぅ!!｣
｢甲斐田ぁ!!!!｣
胸を抑えて倒れる甲斐田くんに不破くんが駆け寄って軽く揺さぶる
｢俺も続けていたい気持ちはあるけど、そうすると未熟な自分には会社もライバーという仕事も両立出来る自信が無い
これを話すと慣れてきたら戻ればいいと思う人もいるかもしれないけど
俺は1度離れたものに再び戻る気はないから、申し訳ないけどね……
万が一、会社が倒産してどうにもならない!!って思ったら戻ってくるかもしれないね｣
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猫 - 完結おめでとうございます！とても面白くて一気見しちゃいました！ここで終わるのは少し寂しいですがちょいちょい見にきたいと思います！ (2023年1月22日 1時) (
レス) @page50 id: 4f57f42090 (このIDを非表示/違反報告)
やまは(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても面白かったです！素敵な作品をありがとうございました、これからも応援しています！！！ (2022年10月3日 16時) (レス) @page50 id: d3221d33a6 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 純粋に好きです、面白かったです。楽しい時間をありがとうございました (2022年10月1日 3時) (レス) id: 5760dadaee (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - 完結おめでとうございます。ここの更新がなくなってしまうのは哀しいですが、定期的に読み返しつつ、短編やら新作やらを楽しみにひっそりと生きていきたいと思います！ (2022年9月30日 22時) (レス) @page50 id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
真優(プロフ) - 完結おめでとうございます！リクエスト書いてくださりありがとうこざいました！この作品が更新されることが最近の楽しみであっただけに終わってしまうのが寂しいです。もう少し読みたい話もあったので番外編をひっそり期待しています… (2022年9月30日 20時) (レス) id: 969f0f287a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2022年9月13日 17時
