60話 ページ10
スタッフに挨拶し、色々な仕掛けのある控え室に通された九条は小説を取り出し読書を始める
｢うわぁー……本読んでる姿もカッコイイー……｣
｢何読んでるんですかね……｣
｢アイツの事なんで推理物ですよきっと
それより、次の脅かしに行きましょう、次は、絵がひとりでに落ちる……ですね｣
｢九条さんの後ろにある額縁のやつか
あれ落ちたらかなりの音しますし、流石に驚くんじゃ……｣
そうしているうちに剣持がスタッフに指示を出し額縁を落としてもらう
それでも九条は少し間を置いて振り返ると
｢あぁ、落ちたのか｣
と一言だけつぶやき額縁を持ち上げると元の場所へと戻し再び読書に戻る
｢何故驚かない!!?｣
｢感情ないんじゃないか？やっぱ｣
｢いや、内心汗かいてるかもしれないっすよ｣
｢そうですね!!
次の脅かし要素はあれか、ブレーカーが落ちたあと扉叩かれるんですよね!!
じゃあブレーカー落ちるまで3……2……1…｣
甲斐田の合図で九条のいる部屋近くは全てブレーカーが落とされ真っ暗になる
本を読んでいた九条はすぐさま気づくも携帯はバックの中に入れていて灯りを確保できない様子、その時
ｺﾝｺﾝｯ
｢はい｣
扉からノック音が聞こえスタッフだと思っているのか九条は返事を返すがそれに答える者も扉が開く音も聞こえず首を傾げる
ｺﾝｺﾝｯ
｢イタズラか？｣
奇怪な目で扉の方を見たが九条からは何も見えないので無視を決め込むことにしたのかその後のノックに無反応になる
｢あの……もう少し驚いてもらわないと……大人であるスタッフが撮れ高がないと怒り出してですね……｣
｢対応画大人すぎるんだよなー｣
そう話す4人の画面の向こうでは明かりが復旧し読書に戻った九条の姿
｢剣持さんは知らないんですか？九条さんの弱点とか｣
｢弱点かぁー……昔から割と落ち着いてたからなぁー……
泣いたとこすら見たことないかもしれん｣
｢えっ、九条さんオギャー!!の時から落ち着いてたんすか!!?｣
｢なんで僕がコイツの赤ん坊の頃知ってるんだよ!!
知らねぇよ!!!!｣
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冷凍保存食品(プロフ) - 姫丸さん» ｱｯすみません〜！消しときます〜！！ご丁寧にありがとうございます🙏 (2022年9月13日 20時) (
レス) id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
姫丸(プロフ) - 冷凍保存食品さん» すみません……コメントでご本人様のお名前を検索避け無しに書くのはよろしくないかと……💦 (2022年9月13日 18時) (レス) id: ba36168e67 (このIDを非表示/違反報告)
名無し37277号(プロフ) - 卒業風がいいです！ (2022年9月13日 6時) (レス) @page50 id: 8f63f1bee4 (このIDを非表示/違反報告)
hiiro1160nakano(プロフ) - 終わらないで欲しいですが、どちらかというと1の方が嬉しいです(*^^*)これからも応援してます！ (2022年9月12日 18時) (レス) id: f39ef1e54a (このIDを非表示/違反報告)
hiiro1160nakano(プロフ) - お酢さん» どういうことですか？ (2022年9月12日 17時) (レス) @page50 id: f39ef1e54a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2022年8月27日 19時
