157話 ページ7
私邸へと入ると猫にすぐさま囲まれた
｢えぇ……動けない…………｣
｢人気者だな、A｣
｢紫龍は動物に人気だから｣
｢ならばこうするか｣
猫で動けなくなった私を思いキジャが抱えてくれたのだが
｢デカくなったなーA｣
｢恥ずかしいのだけど｣
2倍近くなった身長に1人だけ恥ずかしさを覚え顔を隠す
その後すぐタオ姫と会うことが出来て彼女の目的を聞くことが出来た
｢コウレン……その人はこの国の第一王女
正統なる王位継承者、私の姉です
コウレン姉様は国を束ねて高華国に戦を仕掛けようとしています
国は今2つに分かれていて、ひとつはコウレン姉様の開戦派
もうひとつは、私
タオは真国が高華国の属国となることを望んでいます｣
タオ姫の言葉に私は難しい表情をする
その第一王女であるコウレンという人の意見も、タオ姫の意見も納得出来る所がある
でも
｢コウレン姫はタオ姫の言葉に納得はなさらないのでは？｣
｢……はい｣
｢A、何か知ってるの？｣
ユンの言葉に私は少しだけと返す
｢書物で読んだ程度だから詳しくは知らないけれど
少し前に真国と高華国は争っていて、高華国は真国の捕虜全員の首を跳ねて真国の門の前に投げ捨てたのよ｣
｢｢!!!!｣｣
｢真国の姫って事だし、コウレン姫がそれを知らないわけが無い
真国にそんなことを行った高華国にへりくだるなんて彼女たちにとっては屈辱の何物でもないんじゃないかしら
かと言って開戦を促してる訳では無いけど｣
難しい話しね
と頭を抱えているとアルギラが｢猫達がお腹すいたってー｣と話を切った
｢本当ですね、ごめんなさい
お客様に立ち話ばかりで
お食事のご用意致しますね｣
彼女の言葉に甘え夕食を頂くことに
久しぶりの豪華な食事に私達は目を輝かせた
｢美味しいわね｣
｢紫龍これおいひい!!｣
｢ゼノ、詰め込みすぎて喉つまらせないようにね｣
そんなことを話しているとヨナ姫に異変が起きたことに気づいた
急いで近づこうとしたがその前にタオ姫が動き
｢ヨナさんはお眠の時間なのでお休みします!
皆さんは食事続けてください｣
｢あの、私も｣
｢大丈夫です、私一人で!!!!｣
すったかたー!!と消えていく2人に男性方は首を傾げるが私は何となく察して食事に戻るように促した
｢A何か知ってるの｣
｢大方察したわ｣
｢え、何｣
｢男性には起こらないこと｣
｢｢｢???｣｣｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
引きこもり星人(プロフ) - 続き待ってます！めっちゃ好きです‼️ (2022年9月5日 19時) (
レス) @page18 id: 2c807907bf (このIDを非表示/違反報告)
Surfing Like(プロフ) - わあああ！神作！ありがとうございます。とても面白かったです！更新頑張ってください！おうえんしてます！続きが楽しみすぎる！！ (2022年7月31日 1時) (レス) @page18 id: 66e7065dbb (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 暁のヨナ大好きで第一話目から一通り此方の最新までとても面白くて読ませて頂きました♪ただ、全体的に所々ですが誤字脱字が多く見受けられましたので^^;ご報告させて頂きます。時間がある時にでも見直してみて下さいね。それでは次のお話を楽しみにしております☆ (2022年7月30日 23時) (レス) @page18 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水菜目
| 作成日時：2022年7月24日 16時
