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171話 ページ20

「え、私2週間寝てたの?凄いね」

「褒められたことじゃないけど、凄いよ。戦場に出たのにAちゃん全然起きないんだもん」


目が覚めてヨナ姫にあやされた後ベットに戻された私はユンを筆頭にみんなが見舞いに来てくれ、これまでの話を聞いていた。
2週間も眠りっぱなしで足腰の筋力が落ちている為、まずは歩くことからかぁ……と遠くを見てしまうがジェハが「僕の背中空いてるよ」とにこやかに笑ってきたので甘えようかな!!!!


「それにしても……眠る前は真国にしたのに起きたら火の部族の所にお世話になっているなんて少し変な感じ」

「まぁ、2週間も時間が過ぎてたわけだからねぇ……
その間のユンくん割と荒れてたんだよ?みんな割と察しが悪いからユンくんすぐ怒っちゃって機嫌とるの失敗してたし」

「なにそれ詳しく聞きたい」


クスクスと笑っていればジェハの笑い声が止まってなんだ?と顔を上げる。慈愛に満ちた目で私を見ていてそういうことに慣れていない恥ずかしさからか顔に熱が集まる


「やっぱりAちゃんは笑顔が似合うね」

「ジェ……ハ」

「ん?」

「あの、恥ずかしいからちょっと見ないで…………」


自分の心音がバクバク音を立てて自分の耳をその音で埋めつくしていく。ジェハにも聞こえているんじゃないか、と錯覚を起こし勝手に混乱するという自爆もいいところ。
沸騰しそうなくらい熱い顔を両手で覚ましていると自分の手にジェハの手が重なった


「その顔するのは反則……自制効かなくなるからね」

「ジェハ……待っ」


ジェハの顔が近づき反射で目を閉じた私は口を固く結ぶ。
次にくる衝撃に備えていたがソレが来ることはなく


「何してんだ」

「グエッ」


いつの間にか様子を見に来てくれていたハクとヨナ姫様がジェハの後ろにいて、ジェハの頭を軽く(?)殴ったらしい
ヨナ姫様はハクの後ろで何やら楽しそうに私たちを見ている。これ勘違いされてる????


「ジェハ、私応援するわ!!!!」

「ヨナ姫様!!?」

「わー、強い味方だー」

「お前、コイツ落とすの大変だぞ?」

「その私を落として落ちてくれなかった男がなんか言ってる」

「俺は姫さん一途なんでな」

「ちょっ、ハク!!」

「僕ら出汁にしてイチャつくのやめてもらえるー?」

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引きこもり星人(プロフ) - 続き待ってます!めっちゃ好きです‼️ (2022年9月5日 19時) (レス) @page18 id: 2c807907bf (このIDを非表示/違反報告)
Surfing Like(プロフ) - わあああ!神作!ありがとうございます。とても面白かったです!更新頑張ってください!おうえんしてます!続きが楽しみすぎる!! (2022年7月31日 1時) (レス) @page18 id: 66e7065dbb (このIDを非表示/違反報告)
華音(プロフ) - 暁のヨナ大好きで第一話目から一通り此方の最新までとても面白くて読ませて頂きました♪ただ、全体的に所々ですが誤字脱字が多く見受けられましたので^^;ご報告させて頂きます。時間がある時にでも見直してみて下さいね。それでは次のお話を楽しみにしております☆ (2022年7月30日 23時) (レス) @page18 id: 85eea2d6ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2022年7月24日 16時

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