ヨナ姫の身代わり

6話 ページ6

ヨナ姫の誕生日も無事に終わりその日の夜読んでいた薬学の本が読み終わり本を戻しに廊下を歩いていた時聞きなれない音が響いた



「侵入者……だとしたらハクあたりが気づくわね」


廊下を進んでいるとヨナ姫が走ってきた



「ヨナ姫様!!」


包み込むと向こうから姫様を追っているように見える見張りの格好をした人達





「っ…取り敢えずこちらへ」


走るものの男の足に適うはずもなくヨナ姫の足に縄がかかり転ぶ


「くそっ!!ヨナ姫様に触れるな!!!!」


隠していたクナイで切りかかるも軽々と避けられ捕縛される


「姫様、これも高華国の為です」

「!!やめろー!!!!!!」


ヨナ姫を切ろうとした男とその周りのヤツらはハクによって飛ばされた


「今夜はスウォン様がいらっしゃるから邪魔者は遠慮したんですけどね
見張りだったはずの守備隊がここに勢ぞろいしてるし見知らぬ輩もいやがりますし

これは一体どういうことですかスウォン様」


「は…ハク…A」

「お側を離れて申し訳ございませんヨナ姫様」

「姫様お怪我は……」

「二人は……私の見方？」


不安そうな顔をするヨナ姫
何かあったと察してしまった


「俺は陛下からあんたを守れと言われている
何があろうと俺はそれに服従する」

「私は姫様の身代わり、本物がいなくなったら偽物の私も消える運命です
だから私は私が生きるために姫様についていきます」


ヨナ姫と話している時不吉な言葉が聞こえた


「イル陛下はどこにおられる」

「私が先程地獄へ送って差し上げました」

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