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3話 ページ3

貴女Side

「ヨナ姫様!!?」


「Aはゆっくり来なさい!!」


私は運動系が苦手で普通の人より足がものすごく遅い(体力はある)


「……うぅ…ハクのバカッ……」


思い出すだけで赤くなる顔

小さい頃から私はハクが好きだった
けれど、ハクが見る先は私ではなくヨナ姫

いくら顔が似ていても、性格までは違う
私ではヨナ姫に適わないと小さい頃に気づいてしまった


「…スウォン様がヨナ姫様を奪ってしまえば……」


変なことを考えハッと我に帰った


「いけない…いけない私としたことが……」


頭を左右に動かし邪念を祓うと気を引き締めるために頬をペチンと叩いた


「仕事に私情を持ち込むのはダメ」


そう呟きながらヨナ姫の元へ急いだ








「あれ…スウォン様」


廊下を歩いていると見覚えのある人がこっちへ向かってきていた


「あれ!?Aですか!?一瞬ヨナかと思いましたよー」


少し息が乱れていて久しぶりに見た彼はまた少し背が伸びて大人になったようだ


「ヨナ姫ではなく申し訳ありません
会われていないのですか?」


「いえ、ヨナにはもう会いました
イル陛下とハク、そしてAに挨拶しようと廊下を歩いていたんです」


「走ってませんでした?」


「いいんですよ、細かいことは
いやぁーAも大きくなりましたね」


頭を撫でる感覚はとても気持ちがいいもので
自然と目を閉じていると手が頬に触れた


「?スウォン様?」


目を開けると真剣な顔をしたスウォン


「……なんでもないですよ
スウォン様って…昔みたいに様はいりませんよ」


いつもの笑顔に戻った


「そういう訳にもいきませんよ
貴方は王子、私は身代わりですから」



「……では二人の時はスウォンって呼んでくださいね」


その場を離れていくスウォン


「二人だけの時なんてこれから来ませんよ!!」


そう叫んだ

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- 違ったら申し訳ないんですか、11話の歌詞って、Youtudeに暁のヨナとコラボして載ってたやつですか?? あれ、いいですよね〜 私も何度も見ました! 更新がんばってください!! 応援してます! (2020年3月9日 19時) (レス) id: f0ef4d8e3a (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・)@crew(プロフ) - あまり歌詞はのせない方がいいかと……サビを少しだけなどした方がいいと思われます。 個人の意見ですが参考程度に,,,,,, 更新楽しみに待っています。 (2018年8月11日 1時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
sora - 訂正があります。25話の歌詞の最初ですが、「死にたいなんて」の後は「言うなよ」。「そんな他」ではなく「そんな歌」、「それに開花」ではなく「それに感化」、あと「命」が「生命」になっている所があります。ごめんなさい訂正ばかり。完結するの、楽しみにしています (2018年7月21日 19時) (レス) id: 53c720a608 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - さらさん» そう言っていただけるととても嬉しいです…!!至らない部分もあると思いますが更新がんばります!! (2018年1月25日 15時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
さら - 凄〜く面白いです!この小説大好きです!お気に入り投票もしましたぁ〜!コレからも更新頑張って下さい! (2018年1月24日 23時) (レス) id: 6858dbe52c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水菜目 | 作成日時:2018年1月23日 11時

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