37話 ページ37
｢あ、おにーさーん!!!｣
｢……君はもしかして数人居る？｣
｢へ？｣
気分転換にと思い外に出て散歩していれば何時ぞやの公園でまた男の子に出会ってしまった
自分的に最悪なので頭を抱える
そんなことなどつゆ知らず男の子は笑顔で俺に駆け寄って来た
来なくていい
｢？
お兄さん顔色悪いよ？寝不足？｣
男の子が俺を心配するような、何処か疑っているような声に俺は｢まぁ…若干ね｣と笑う
｢夜中にゲームでもし過ぎたんですか？｣
｢あ、あゆみ分かった!それって｢うな重の食いすぎか？｣もう!!それ元太くんだよ!!｣
わちゃわちゃし始める子供に俺は苦笑いし｢全部違うかな｣と頬をかく
｢…………仕事？｣
メガネの奥で俺を見定める目線を送る彼にも｢違う｣と目を伏せる
｢少し、厄介なことになってね
ちょっと参っちゃってるの｣
気疲れし過ぎたのか子どもの優しさに俺はポツリ、ポツリとことを話し始める
事の発端は数日前まで登る
最初は昔の俺が名前をが｢出るな｣と書き換えた相手からの無数の着信だった
｢酷い時は1時間に20回くらいかけられてさ、流石に笑ったよね｣
ハハッとから笑いして話を進める
｢それから次に大量のメッセージで
挙句の果てには住所までバレて今家付近張り込まれてるってワケ｣
｢お兄さん、なんで家がバレてるって気づいたの？｣
｢それは、このブログかな｣
メガネの少年に自分の携帯画面を見せる
相手から送られてきたメッセの中にあったURL
何かと思い開いてみれば自分のブログで
最初は純粋に俺を応援してくれていたようなのだが日が経つにつれて愛が大きくなり妄想と現実の区別がつかなくなったようだ
ブログの内容では俺の本名を予想していたので郵便局に勤め、配達で近しい名前をチェックしていたらしい
そしてたまたま俺を見つけ、声で本人だと気づいたと
｢すごい執念だよね｣
｢笑い事じゃないよ……｣
｢ストーカーだな｣
｢あゆみ怖い…｣
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目覚まし時計の針 - キヨがツッコミに回ってて面白いです‼︎ (2021年11月22日 11時) (
レス) @page38 id: 0727e3cb02 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこたつ(プロフ) - ものすごく私好みの作品です！更新頑張ってください！ (2021年11月15日 7時) (レス) @page35 id: f9853265aa (このIDを非表示/違反報告)
スノウ(プロフ) - この話めっちゃ好きです…！更新楽しみにしてます！ (2021年11月14日 23時) (レス) @page35 id: 4bf735c37e (このIDを非表示/違反報告)
メルト(プロフ) - これ好きです！更新待ってます！ (2021年11月14日 22時) (レス) id: 60039d2e48 (このIDを非表示/違反報告)
わーい - このお話正直にいって、 めっちゃ好きです！ (2021年11月4日 23時) (レス) @page35 id: a1fbf5a392 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2020年11月25日 12時
