48話 ページ48
目を覚ますとベットの上だった
波の音が聞こえるところを見ると病院では無いようだ
貴女(まぁ、その方が助かるのだけど)
ゆっくりと体を起こし、横に立てかけられていた刀を持ち部屋から出る
探していたモノは案外早く見つかり呼びかけた
貴女｢烏間先生｣
烏間｢!!
…もう大丈夫なのか？｣
貴女｢本調子ではありませんが
手当て、ありがとございます｣
2人用の席、烏間先生の対面の席は空席で食べかけでシルバーが揃えられているところを見ると相手は帰ってこないだろう
貴女｢隣、失礼しても？｣
烏間｢…言わずとも俺の聞きたいことは理解してるみたいだな｣
｢どうぞ｣烏間先生のその声に椅子に座り｢それで…｣と話を持ち出した
貴女｢どこまで知ってるんですか？
御伽噺か何かだと思っていたでしょうし、知らない事だらけなのは知っているので答えれる範囲で答えますよ｣
烏間｢ならまず………｣
烏間先生が聞いてきたのは私が鬼殺隊に入っている理由、何時(いつ)から入隊しているのか、そして
烏間｢日輪刀であの生物は殺せないのか？｣
貴女｢順に答えていきますね
私が鬼殺隊に入っている理由は簡単です、仲間、家族の敵討ち｣
烏間｢!!｣
貴女｢これは、入隊時期も一緒に話してしまいますね
私が最初に鬼を見たのが9歳、その時両親を鬼に殺され、兄と両親の敵討ちを誓い11歳になる頃には入隊しました｣
烏間｢……｣
貴女｢次に日輪刀で殺せんせーを殺せるかどうかですが
私の予想では無理です｣
｢!!!!｣
貴女｢日輪刀は陽の光を溜めた石でできたモノ
殺せんせーを殺せる物質は入ってない｣
烏間｢…なら、その刀に似た武器を作れば｢それも不可能かと｣｣
貴女｢私が使っている刀は｢大太刀｣
ゴム製の殺せんせーナイフでは耐久面で劣る
でも、その耐久を刀に近づければ殺せんせーを殺す物質が減ることになる
故に、私では殺せんせーを殺すことはできません｣
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作者名：水菜目
| 作成日時：2020年2月29日 18時
