元A組生徒のヒミツゴト 暗殺教室×鬼滅の刃

44話 ページ44

No side(夢主が来る少し前)


今回の黒幕、鷹岡に勝った潮田は安堵していた


鷹岡｢くっ…そが…くそがくそがくそがぁ!!
おい!!食事は十分与えたはずだァ!!俺のためにつくしやがれ!!｣


鷹岡がそう叫んだ瞬間頭上から人が降ってきた
いや…人ならざるものであることは確かだ


潮田｢ば、バケモノ……｣

鬼｢確かに、ただの人間から見ればそうかもしれないなぁ？｣


片方は下半身が蛇で口が耳まで裂けているのを縫っている
もう片方は頭が体より2倍ほど大きく目が空洞だった


鬼｢腹…減った…｣

鷹岡｢その餓鬼を殺して食え!!
いや、その餓鬼だけじゃねぇ、ここにいるヤツら全員｢君はうるさいなぁ｣ひっ｣

鬼｢蛇足、コイツ喰っていい？｣

蛇足｢あぁ、構わないよ空｣

空｢いただきます｣

鷹岡｢ちがっ、俺じゃな!!やめろ、来るな!!!!｣


鷹岡はさっきまでの威勢が消え怯え、手に持っていた銃を空と呼ばれた化け物に発砲する


烏間｢やめろ鷹岡!!!!｣


マズいと思ったのか烏間が止めに入るも鷹岡は弾が切れるまで撃ち続けカチッと音が鳴る


空｢イデェ!!!!｣

鷹岡｢ふぐっ!!!!!!｣


空は鷹岡の頭を強く殴り、鷹岡の首は生徒たちの前まで飛んで転がった


生徒｢わぁぁぁぁ!!!!!!｣

潮田｢!!?｣


生徒たちの叫び声を気にとめず空は倒れそうになる鷹岡の体を掴み大きな口を開けて丸呑みした


パキパキと音がなり｢ゴクンッ｣と飲み込む音がその場に響く


空｢喰い足りない…腹、減った｣

潮田｢!!｣


潮田に目を向けた空
生徒達は口々に潮田に｢逃げろ!!｣と叫んだ


空｢いただきま｢ガチャッ｣？｣


閉まっていた扉が開きスーツの男が姿を現した


蛇足｢…空、アイツを先に食え｣


蛇足がそう呟くと潮田の前に迫っていた空は一瞬で姿を消し
見つけた時にはスーツの男の首を噛みちぎっていた


｢た、たす…助け…｣


バキバキバキッ

スーツの男の助けをこう声も虚しく、鷹岡同様捕食されてしまった


｢新鮮…ニク……ウマイ｣

｢やっぱり僕の目に狂いはなかったね、彼は稀血だ｣

｢君達か、鬼は｣


生徒｢!!｣


聞き覚えのある声

ザリッと地面のこすれる音と共に姿を現したのは
顔色があまり良くない、五鬼継Aだった

45話→←43話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す