元A組生徒のヒミツゴト 暗殺教室×鬼滅の刃

28話 ページ28

竈門｢早とちりしてすみません……｣

貴女｢いえ、こちらこそ…刀を持ったまま後ろにたったりなんてしてしまって……｣


竈門さんは私が禰豆子さんの首をはねると思ったらしく抱きついたらしい

禰豆子さんは鯉が気に入ったのか池の近くにしゃがみこんでいる


竈門｢………無理、してませんか？｣

貴女｢え？｣


話すことも無く黙々と手入れを進めていると突然竈門さんがそう聞いてきた


貴女｢何故、そう思ったんですか？｣

竈門｢だって……我慢している匂いと、心に穴が空いているような、寂しい匂いがして｣

貴女｢匂い？｣


そうなんですか？
と聞きながら腕の匂いを嗅いでみるがよく分からない


竈門｢あ、俺人より鼻がいいんです
それで相手の感情が分かったりして……｣

貴女｢なるほど、そういう事ですね
…確かに無理をしているかもしれませんね｣


口元に手を当てて笑うも竈門さんは真っ直ぐな目で私を見るため笑いが引っ込んでしまう


貴女｢竈門さんは禰豆子さんが人を食べてしまったら殺して自分も死ぬんですよね？｣

竈門｢え？
あ、はい｣

貴女｢私はそれを出来るほどの度胸がありません｣

竈門｢……｣

貴女｢私と貴方の立場は似ているところがあると思っています、家族が鬼になり私達は鬼狩りとして戦っている

正直、私は鬼になった兄さんを見て殺せる自信が無いんです｣


私の、人間の頃の記憶がなくても、私に攻撃をしてきたとしても
私は兄を殺せると口では言えるものの実際は無理だ


貴女｢竈門さんは、禰豆子さんが人を食べてしまったら、本当に殺せますか？｣

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