102話 ページ2
貴女｢……それはつまり、彼女の個性が関係していると｣
入口は人一人通れるくらいのスペースしかない
そこをオーバーさんに塞がれているし……
どこかに逃げ道があるはずと周りを僅かでも確認していく
オーバー｢逃がさない｣
貴女｢っ!!｣
オーバーさんが地面に手をつけた瞬間私の足元が崩れ落ちる
咄嗟に女の子を庇うと地形が突然変異を起こし私の体を貫いた
貴女｢ゴホッ……破壊と修復の個性｣
オーバー｢君は実にいい運び屋だったんだけど……残念だ｣
オーバーさんが手を私の方に伸ばす
触れられれば私は跡形もなく消えるんだろう
鬼舞辻の願いが妨げられるのならそれでもいいか……
貴女(まさか鬼狩りでも鬼でもなく…ただの人間に殺されるなんてね)
覚悟を決めて目を閉じた瞬間物凄い音と共に地面が揺れた
全｢!!?｣
オーバーさんも驚いた顔をしている
……となれば
貴女｢敵襲……？｣
オーバー｢チッ……｣
分かりやすく舌打ちするとオーバーさんは女の子の手を引く
女の子は嫌がっていたがオーバーさんに睨まれるとすぐに大人しくなった
貴女｢彼女をっゴホッ……何処に……｣
固定されて動けないし、傷も塞がらない
血は流れ続け今にも鬼化してしまいそうだ
オーバー｢お前に言ったところで意味は無い
もうすぐお前は死ぬか、理性を無くした鬼になるかのどちらかだからな｣
オーバーさんはそう言って足早にその場から離れて行った
貴女(私で足止めさせるつもりかっ……)
貴女｢鎹鴉……居る？｣
呼ぶと心配そうな表情をした私の鴉が現れる
貴女｢御館様にっ……この事報告してっくれないかな？
あと……万が一の事考えて……柱もコッチに……
頼める？｣
鴉は少し戸惑っている様子だった
貴女｢っ……お願い｣
鴉｢!｣
鴉はキリッとした表情に変わり廊下を飛んで消えていく
貴女(血が足りない……お腹空いた……)
美味そうな……匂いが……する
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莉華 - え、これ煉獄さん死んだら炭治郎記憶戻るくない？ (2019年12月2日 19時) (
レス) id: f0913cbb00 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わかりみが深い〜。夢主ちゃん頃したり手足損失させたりしたくなる〜 (2019年12月1日 22時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 宇髄さんの個性で、宇髄さん派手好きだから鉱石とかを生み出せるとか？ (2019年11月24日 22時) (レス) id: b105acc52b (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 堕姫ちゃんきたーーーー！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 宇髄さんって、肺活量の化け物なので、それを活かして。 (2019年11月22日 23時) (レス) id: 8a3a065a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年11月9日 12時
