116話 ページ16
お父さんと話していると鬼は私の背後から襲いかかってきた
男｢あぁ!!｣
貴女｢……｣
鬼｢ギャッ!!!!｣
鬼の首を掴んで近くの木に押し付ける
男｢スミレッ…スミレ!!
俺だ!!帰ろう!!お願いだ、元に戻ってくれ!!｣
鬼｢うぐぁぁぁぁぁ!!｣
貴女｢…何を言っても無駄ですよ｣
さっきので分かっただろうと思い鬼の首から手を離し刀を構えた瞬間
男｢辞めてくれ!!｣
貴女｢なっ!!｣
お父さんは私の腰に飛びつき地面に倒される
貴女｢何を!!｣
男｢スミレ、逃げてくれ!!
お願いだ、スミレを殺さないでくれ!!｣
貴女｢彼女は鬼で貴方の知る彼女ではないんです!!
このまま逃がしてしまえば被害被るのはあなた方一般人ですよ!!?｣
男｢スミレは強い!!人を喰ったりしない!!｣
貴女｢分からずや!!
お前は何を見た!!何度説明すれば理解する!!｣
起き上がろうにも男の体が私の足元を邪魔して身動きが取れない
走行しているうちに鬼は首元を抑えながらヨロヨロと立ち上がる
男｢スミレ、逃げ｢ギャァァァ!!｣｣
貴女｢っ!!｣
鬼は鋭い爪を男目掛けて振り下ろしたとき咄嗟に男を庇い自分の左腕に爪が食い込む
男｢あ……あ………｣
貴女｢っ…理解しました？
今の彼女に貴方の声は届かない、私達を食料としか見ていないからです｣
男｢……｣
後ろで私の服をつかみ怯えるお父さんを横目で確認する
頭の処理が追いつかないのだろう
貴女(それもそうだね、最愛の人が半年帰って来ず
ようやく再開したかと思えば鬼になり殺すしか道がない
…だけど、殺らなきゃいけない)
ゆっくりと立ち上がり鬼と目を合わせる
お父さんは私の羽織から手を離し落ち着いた声で話す
男｢っ………スミレを…助けてあげてください…｣
貴女｢えぇ、苦しまないよう最前を尽くします
氷の呼吸 参の型 氷華｣
鬼の心臓に刀を刺してすばやく抜くと紫の花が咲く
鬼は最後に笑った気がして花を残して体が消えていく
貴女｢ヒヤシンス……花言葉は｢悲しみを超えた愛｣｣
男｢!｣
貴女｢青紫の花……青のヒヤシンスは｢変わらぬ愛｣
紫なら｢悲哀｣｢私を許して｣｣
花を持ち上げてお父さんの方に近づく
貴女｢この花はあなたが持っていてください
瓶の中に入れて陽のあたる場所に置いておくだけで大丈夫です｣
お父さんは花をゆっくりと受け取ると抱きしめて嗚咽しながら泣いていた
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莉華 - え、これ煉獄さん死んだら炭治郎記憶戻るくない？ (2019年12月2日 19時) (
レス) id: f0913cbb00 (このIDを非表示/違反報告)
やの あかね(プロフ) - わかりみが深い〜。夢主ちゃん頃したり手足損失させたりしたくなる〜 (2019年12月1日 22時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬(プロフ) - 宇髄さんの個性で、宇髄さん派手好きだから鉱石とかを生み出せるとか？ (2019年11月24日 22時) (レス) id: b105acc52b (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 堕姫ちゃんきたーーーー！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
律 - 宇髄さんって、肺活量の化け物なので、それを活かして。 (2019年11月22日 23時) (レス) id: 8a3a065a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年11月9日 12時
