31話 ページ31
鬼｢なっ…｣
貴女｢ココには私と君しか居ないんだよね？｣
鬼｢!!?
だったらなんだって!!｣
貴女｢氷の呼吸 捌の型 絶対零度｣
刀を振った瞬間部屋全てが凍り結晶が地面に落ちる
鬼｢っ!!クソっ!!｣
鬼は首以外が凍ったのか必死に抜け出そうとしている
貴女｢…流石、下弦でも十二鬼月なだけあるね
普通の鬼なら即死の技なんだけど…
それだけ凍ってれば動けないよね？｣
ゆっくりと鬼に近づく
鬼｢ひっ…や、やめ…殺さないでくれ……俺にはまだ……｣
貴女｢…君はそう言って泣いた人間をどれほど喰った？
あの世でその子達に詫びてろ｣
鬼の首を落とすと地面に転がる
鬼｢っ!!俺は……アイツの為に……!!!!｣
貴女｢……やっぱり他に居たんだね｣
転がった首を見下ろす
鬼は｢やっちまった｣とでも言うような表情をする
貴女｢なるほど、目が奥の部屋に向いた
その奥の部屋に居るのかな？｣
鬼｢ま、待ってくれ!!そいつだけは殺さないでくれ!!｣
奥の部屋を開けるとそこには綺麗な鬼が目を腫らして泣いていた
貴女｢!
君は…｣
艶やかな黒い髪に月のように金色に輝く瞳
人であれば見る人全てを魅了するほど美しかった
｢鬼狩り…様ですか？｣
貴女｢え、えぇ…｣
声までも美しい彼女は戸惑う私の答えに笑顔を浮かべ
｢これでようやく解放される…
鬼狩り様…どうか
どうか私を殺してくださいまし｣
下弦｢なっ……｣
下弦の鬼は予想外の発言をされたのか何か言いたげだったが
言葉を発する前に灰となって消えた
｢……彼と私は許されない身でありながら恋仲でした
そこに無惨様が現れ私達に鬼の力を下さったのです
ですが、私は…………私は、人の幸せを奪ってまで彼と幸せにならなくてもいいのです…
幸せでなくとも彼の傍にいれるのなら……｣
ハラハラと泣き出す鬼の肩に手を置く
貴女｢解放してあげます
彼も逝きました、貴方も同じところに｣
｢えぇ、あの方となら地獄だろうとなんだろうと……｣
彼女は覚悟を決めたのか｢彼を救ってくれてありがとう｣そう言って笑った
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油揚げ(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！笑える要素もあってとても楽しく読ませてもらってます(*´▽｀*) (2019年10月24日 23時) (
レス) id: 0de8082f55 (このIDを非表示/違反報告)
あやのん(プロフ) - いつか枯れるwww捉え方うける笑笑 (2019年10月22日 3時) (レス) id: b41524b4b3 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！さん» 灰になる途中なので｢倒れている｣と書きました。分かりづらくてすみません..... (2019年10月21日 23時) (レス) id: 7e8af51d67 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - ですがいろいろ設定を変えているのでしょうか？ (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
りぃぃぃんんんんんごぉぉぉぉ！ - 8話のところ、「鬼が倒れている」とありますが鬼は首を斬られたら消えますよ。 (2019年10月21日 19時) (レス) id: 1693111f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年10月11日 23時
