生きてる人間は嫌いです参暗殺教室×文スト (ページ15)

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115話ページ15

貴女「…限界か」

潮田「え？」

貴女「死神達の戦闘に加え私達の治療もしている
心身共に限界なんだろう」

倒れた生物に皆が駆け寄る

貴女「今、ここで私たちがこの生物を「殺さない」選択をしたとしても
あと数時間もすればレーザーで生物は死んでしまう

どうしたいかは君達で決めるといい」

磯貝「…手を挙げてくれ
殺したくない奴」

磯貝の言葉に全員が手を挙げる

磯貝「……ok、手下ろして
殺したい奴」

その言葉にゆっくりだが全員手を挙げた

生物は満足そうに笑い頷く
生徒達は生物の体を抑えた

赤羽「…Aさんは殺らないの？」

貴女「私は「暗殺に協力しない」約束で登校してた
だから殺らない」

そもそも殺る資格なんてないよ
そう言えば生物は何か言いたげに口を開く

貴女「でも
私はその生物……殺せんせーの生徒だ
見届けるくらいはさせてよ」

生徒「!」

殺せんせー「ようやく…名前で呼んでくれましたね」

殺せんせーは一言二言発言して私達の出欠確認を最後に要求してきた

一人一人、悲しそうな声で返事をする
確認が終わると潮田な目に涙をためながら心臓にナイフを下ろした

殺せんせーは光の粒となり消えて
それが合図かのように生徒たちは全員泣いた

それは、私とて例外ではなく……

貴女(泣く資格なんてないのにね…)

泣き疲れたあと、生徒達は生物の面影を探して校舎内に入っていく

烏間「君は行かなくていいのか？」

貴女「…そうですね、私も行きますが
その前に、貴方がたに話しておこうと思いまして」

私の言葉に烏間先生とイリーナはハテナを浮かべる

貴女「邪魔されるのは迷惑ですし」