生きてる人間は嫌いです参暗殺教室×文スト (ページ1)

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101話ページ1

貴女 side

貴女「……」

目を覚ますと学校の保健室の寝台に居た
時間は夕暮れ、音がしないあたり皆帰っているのだろう

貴女(手や足に痺れは感じない
自然に消えることなんてないし……奥田か竹林辺りか)

保健室を出て職員室に入る
そこにはパソコンに何か打ち込んでいる烏間先生だけ

烏間「!!もう体は大丈夫なのか？」

貴女「えぇ、お陰様で
イリーナと生物は？」

烏間「イリーナは先に帰った
アイツはフランスに行くと言っていた」

何か用があったのか？
そう聞く烏間先生に「特にはないです」とだけ返して職員室を出る

貴女「薬を使われたからか？
疲れが酷いな」

さっさと帰って寝ようと思い教室に戻る

貴女「あ、赤羽」

赤羽「おはよーAさん」

橙の光が教室内を照らす
その中に1人、赤羽は座っていた

貴女「帰らなくていいの？」

赤羽「帰るよ？
Aさん待ってた、だってAさんのこと好きだから」

貴女「は？」

赤羽「驚いた顔してるね」

貴女「驚いた…というか疑問だね
私を好きになる要素どこにもない」

鞄の中身を片していながらそんなことを吐くと赤羽は席から立ち上がり私の横に立つ

赤羽「好きになったんだから要素も何も無いよ
好きになるのに理由なんてないじゃん？」

貴女「知らない」

赤羽「あれ？Aさん好きになった人居ないの？」

貴女「……居た」

赤羽「じゃあその人を好きになった理由は？」

考えてみるが…

貴女「よく分からない…???」

赤羽「そういう事だよ」

貴女(どういうことだ)

赤羽は満足そうに笑うと「気持ち伝えたかっただけだから」と言って姿を消した

貴女(………帰ろ)