96話 ページ45
私の両親は私を天才だと言った
5歳で難しい本を読んで1回で暗記すればそりゃ天才だと言われるのも無理はない
だけど
母「将来は有名な政治家になって…私達は安泰ね」
父「医者でもいいかもな、いい暮らしができるぞ」
2人が喜んでいたのは「自分たち」の生活
私はただのお金を生産する道具にしかすぎない
両親は私が死なないよう、離れないよう過度な愛情を注いだ
私の兄など居ないかのように
母「Aちゃん、ご飯行きましょ」
父「あぁ、そうだなたまには美味しいものでも「パパ…」お前はココにいろ」
私は手を引かれ、兄は家に置いていかれ…
兄は相当私を怨んでいる
だから羊飼いに売られた時も気づいた上で黙っていた
羊狩りにあい、逃げ出し織田作に拾われて
ずっと考えていた
私だけ「幸せ」でいいのかと
兄さんはあの家から私を追い出したとして愛されるとは限らない
そう思っていた時、死神が1人の弟子に裏切られて捕まったと聞いた
貴女「っ…兄さ……」
一枚の写真には成長した兄さんと死神
とすれば私の家族は兄さんだけだろう
貴女「…逃げ出せたのか」
売られたとしても私は兄さんに嫌悪していた訳では無いし
自分の弟や妹が自分より優遇されていれば誰だって嫌だと感じる
貴女「もう会うことは無いだろうし」
織田「A」
私のこの生活が壊れなければ人間を嫌う感情はそこで終わっていたかもしれない
里親に引き取られ1ヶ月、私の想い人、弟達は殺された
織田『大きくなったらたまには帰ってこい』
そう言って頭を撫でてくれた
おじさん『元気出やれよ』
笑ってくれた
子供達『いかないでぇー!!』
泣いてくれた
その顔がもう見れないと感じる
貴女(あぁ、なんて脆くて醜い生き物なんだ
人間なんて………)
大嫌いだ
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ちょっと自分でも何書いてるか分かってないよ
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麻理(プロフ) - 何時も面白くて更新が待ち遠しいです。1つ間違いが御座いましたので忠告させて頂くます。ヒョードルではなくフョードルですよ。 (2019年10月1日 13時) (レス) id: 41040ea4ef (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - かなり遅くなりましたが、続編おめでとうございます!これからも頑張って下さい! (2019年9月16日 21時) (レス) id: 4a698e5aae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水菜目 | 作成日時:2019年9月16日 18時