96話 ページ46
貴女「さて、私は帰らなくては」
それでは。と言って消えようとした時腕を掴まれた
スウォン「…私と、飛龍城に行きませんか？」
貴女「…」
私は無言で首を振る
貴女「スウォン様、お忘れではありませんか？私は貴方が追っている反逆者です
普通ならばここで切り捨てなければいけないのですよ」
スウォン「ですが!!…私には出来ません」
貴女「何故」
スウォン「……貴方が…好きだからです」
自分でも驚いて目を見開いた
それと同時に顔が熱くなる
貴女「お、どろきました…てっきり私がヨナ姫様に似ているから殺しづらいのかと…」
スウォン「…それも多少はあるでしょう
ですが、私は貴方が好きだ
貴方がなんと言おうと、私は貴方が好きで、殺したくない」
貴女「そんな好き好き言わないで!!?」
「好き」と言われる度に顔が熱くなる
そんなことを言われたのは初めてでどう反応すればいいのか分からない
恥ずかしくなりフード付きのマントで顔を隠すが両手を掴まれてスウォンと目を合わせられる
スウォン「顔、真っ赤ですね」
貴女「ひぇ…あの……これはっ「嬉しいです」へ？」
スウォン「私の言葉にそんな表情をしてくれるとは
私を意識してくれているということですよね」
するりと頬に手を添えられる
思うように声が出なくなっている私は「うぇ…」だの「おわ…」と意味をもたない声を出し
逃げた
スウォン「えぇ!!?」
貴女「ごめんなさい!!」
周りが薄暗いお陰で容易に木上に隠れることが出来た私は息を殺すと数秒足らずでスウォンが走り去っていった
貴女「っ…はぁ、びっくりした……」
スウォンの言葉を思い出し赤くなる頬に平手打ちをお見舞いしてその場を移動した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 131人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あきいろ(プロフ) - 83話が88話になってます！ (2019年5月20日 0時) (
レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» oh......中学生か……若い……わしゃ高３です……はるかに年上だった…… (2018年5月4日 23時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - あ、僕中１のガキなんでw水菜目さんのほうがはるかに年上でいらっしゃいますよ (2018年5月4日 17時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
水菜目(プロフ) - 孤歌さん» ええ子や……!!(年上だったらごめんなさい)わぁ、めっちゃ単純覚えやすいwww (2018年5月4日 17時) (レス) id: 36466e24ca (このIDを非表示/違反報告)
孤歌(プロフ) - いえいえ(^^)/暁のヨナのキャラの誕生日って単純ですよ（ヨナは４月７日、ハクは８月９日などw） (2018年5月4日 15時) (レス) id: 5a595ce298 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水菜目
| 作成日時：2017年9月1日 21時
