62話 ページ12
無事に逃げられアッシュは隠れ家に帰るとすぐさま眠った
英二「…Aはどうするの？
寝る場所なくなってるけど…僕のところで良かったら貸すけど」
貴女「いや、大丈夫
私は監視まかされてるから」
扉に寄りかかって眠ってる人もいるため扉が開けられず仕方なく窓から外に出た
貴女(どうして英二は私に嫌われてるって分かっていながらあんなに優しく接せるんだ…)
いつもの、変わらない英二に安心しつつもその疑問が私の中で巡る
何も怒らないまま朝日が上り、みんなも目を覚まし始めた
アレックス「A、交代だ」
名前を呼ばれて振り返るとアレックスがあくびをしながらこっちに歩いてくる
貴女「うん」
ちょっとした建物から降りてアレックスと交代する
部屋に戻るため少し歩いていると傷だらけのシンが壁に寄りかかっていた
貴女「!シン」
慌てて駆け寄れば彼は体力の限界だったのか私に倒れ込む
貴女「とりあえず運ばないと…」
引きずる形で部屋に連れていくとアッシュと英二に会い、シンの事を話した
アッシュ「分かった
A、お前は寝てろ何かあったら呼ぶ」
貴女「分かった」
アッシュと分かれて寝室に入る
刀を左に隠すと毛布を被り目を閉じた
No side
3時間後
キィィィ…と静かに扉が開きAの眠っている部屋に誰か入ってきた
Aはそれに気づかず規則正しい寝息を立てている
だが
Aの肩に触れようとした時、少しの風と
Aに触ろうとした人の首には半分ほど開いた刀が添えてあった
貴女「………英二？」
英二「や、やぁ……」
貴女「…ごめん」
刀を鞘に戻し左に置く
貴女「あそこでの感覚がまだ抜けてないみたい…
ごめんね、怖かった？」
そういったAは表情は動いていないものの瞳は悲しそうに揺れた
英二「……少し…でもここでは気を張る必要ないよ
眠りがいつもより浅いならお兄ちゃんと一緒に寝る？」
冗談だよっと笑う英二
その表情にAの中にあった黒く醜い感情が洗われていくようで、キョトンとした顔だったのだがAも負けじと
貴女「じゃあ今日は一緒に寝よ？
お兄ちゃん？」
と笑った
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リナ(プロフ) - 完結おめでとうございます。PandoraHeartsの小説楽しみに待っています。 (2021年10月8日 1時) (
レス) @page31 id: 832f646029 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まい(プロフ) - 完結おめでとうございます(＾ω＾)どっちのバージョンも最高でした！素敵な作品ありがとうございます!本当にお疲れ様でした！ (2021年7月21日 18時) (レス) id: ec16fd7069 (このIDを非表示/違反報告)
eye(プロフ) - 完結おめでとうございます＆お疲れさまでした！！生きてるverのほうが個人的に好きです…！生きてるって素晴らしいことだと改めてわかりました！素敵な作品ありがとうございました！！ (2019年2月6日 23時) (レス) id: 7f970af50c (このIDを非表示/違反報告)
やぐら - 完結おめでとうございます！まさかの夢主が…でも、とっても感動する作品でした！ぜひ夢主が生きてるverも見たいです！ (2019年2月6日 22時) (レス) id: 7994ab68b9 (このIDを非表示/違反報告)
りっちー(プロフ) - 生きてるverもみたいです！ (2019年2月6日 20時) (携帯から) (レス) id: ee27b93d84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2019年1月6日 16時
