10話 ページ10
第1種目 50ｍ走
爆豪の隣に並ぶアサシン姿のAと主様
「藤丸のやつ個性どう使うんだろな」
「そもそもあれなんだ？人形か？
にしては表情豊かだしな」
「なんか…爆豪と藤丸の個性睨みあってねぇか？」
爆豪「あ？こっち見んな」
貴女「それはこちらのセリフですよ」
ぐだ男「A…」
貴女「…申し訳ありません」
よーい!!
その声が聞こえた時Aは素早く藤丸を抱き上げる
それに藤丸は反応しないが周りは「ギョッ」とする
ドンッ!!
「2.03秒!!」
全「!!?」
音もなく、気がつけば彼女は走り切っていた
貴女「主様下ろします」
ゆっくりと下ろした彼女は汗どころか息切れひとつも起こさずケロッとしていた
第2種目 握力
貴女「これは私がやってもよろしいんですか？」
相澤「いや、藤丸にやらせてくれ」
握力 38kg
試しに自分もやった結果
貴女「…69kgですね」
第3種目 立ち幅跳び
貴女「浮けるので…」
∞
第4種目 反復横跳び
主様だけの結果 45回
私の結果 96回
第5種目 ボール投げ
∞
貴女「…彼は」
投げなくていいと言われた(正式には投げてない)私は主様の隣で緑谷殿を見ていた
ぐだ男「…彼無個性のはずじゃ…」
1球目はそこまで飛ばなかったはずなのだが
2球目は爆豪と同じくらい飛んでいた
貴女「…自分で個性の制御が出来ないのでしょうか？」
ぐだ男「どうしてそう思うの？」
貴女「2球目であんなに指が腫れるのなら
…なんと言うんでしょう、体に馴染んでいない気がして……」
ぐだ男「なるほど……って!!
A!!」
貴女「めんどくさいですね、君」
緑谷殿に突っ込んでいく爆豪の首元に刀を添えると、彼はギリギリのところで止まった
少しかすったのか赤い血が流れる
貴女「おや、本気で殺す気でしたが……」
残念です
そう呟き鞘に刀を収めるA
ぐだ男「〜っ!!A
いくら爆豪君が嫌いだからって!!」
貴女「…そうですね
すまない」
口ではそういうもののAは悪びれる様子はない
爆豪「てっめぇ…!!」
貴女「なんです？」
2人の背後に虎と龍が見えたとか見えてない…とか
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年9月16日 14時
