27話 ページ27
ぐだ男「うおっ!!」
前に出れたものの遅れは結構ある
1位は既に第2関門を突破している
貴女「主様…」
ぐだ男「っ!!まだっ!!!!」
走り出した主様を不安そうに見てしまったが私は何も言えず無言で追いかける
第1関門
入試に居たロボットは主様目掛けて拳を振り下ろしていた
ぐだ男「!!」
ギリギリ交わして足の間をすり抜ける
だが目の前にも現れているロボットは主様を足で踏み潰そうとしていた
貴女「これでは死人が出てもおかしくはないと思いますが…」
鞘を抜かず片手でロボットの攻撃を防ぐ
ぐだ男「Aっ!!」
貴女「名前を呼ぶ暇があるのならば先にお進みください
貴方の障害はある程度片付けて上げましょう」
受けていた攻撃を跳ね返しよろけたロボットを真っ二つに斬る
貴女「さぁ」
主様がかけて行くのを確認して刀に手をかける
貴女「死にたくないのなら私の前に出ない事ね」
後ろにいる生徒は「なんだ」「なんだ」とザワつくが
Aが刀を抜いた時、そこに居たロボット全ては上半身が爆発し壊れた
全「…!!?」
貴女「…やはり、ロボットでは手応えがありませんね」
キンッと刀を収める音がなりAは何ともない表情で消えた
モブ「え!!?どうなっ…え!!?」
ぐだ子「やっぱりやるなぁ…
こりゃ急がなきゃな…王様!!!!」
オジマン「フハハハハ!!良かろう
このファラオに任せておけ!!」
オジマンはぐだ子を片手で抱き上げると人間とは思えないスピードで走り始めた
第2関門
Aを置いてきたぐだ男はよろけながらも命綱なしの綱渡りをしていた
落ちたら底が見えない崖へと落ちる
ふいに強い風が吹きぐだ男のバランスが崩れた
ぐだ男「しまっ」
落ちていく重力に耐えれず彼の目線が紐を超える頃
貴女「遅くなりました」
紐を掴みぐだ男の腰に手を当てるAの姿
ぐだ男「〜っ!!良かったぁ……」
恐怖から解放されたぐだ男はAが女な事も忘れ首元に顔を埋めた
貴女(主様が私の首に…!!!!)
Aは喜んだがそれは顔に出さず紐の上へと一瞬で登るとぐだ男を姫抱きする
貴女「これは呼ばれたと言うことでよろしいですね？」
ぐだ男「えっ…あの……この姿は……」
ぐだ男のその言葉にAは笑顔で返し
貴女「1位の方はもうゴールをなさっています
口を開くと舌を噛みますよ!!」
ぐだ男「ちょ…ちょっとま
あぁぁぁぁぁ!!!!」
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年9月16日 14時
