25話 ページ25
次の日は臨時休校となり何気ない一日が過ぎた
入ってきた相澤先生はボロボロで「あんなことになっていたのか…」と考えてしまう
相澤「俺の安否はどうでもいい
何よりまだ戦いは終わってねぇ…」
先生のその発言に皆が首を傾けるが…
相澤「雄英体育祭が迫っている!!!!」
貴女(おや……)
ぐだ男「うげ…」
私達の反応とは裏腹にヒーロー科の彼らは嬉しいのかテンションが高い
何をそんなに楽しみにしているのか分からないが…
去年より深いため息を吐いた主様は心做しか何か考えているようだった
その日の帰り
ヒーロー科の入口には他組の生徒で溢れていた
ぐだ男「か…帰れない……」
峰田「出れねぇーじゃん!!何しにきたんだよ!!」
爆豪「敵情視察だろザコ
敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな
体育祭前に見てぇんだろ
意味ねぇからどけモブ共」
彼は通常運転で相手を煽る
「あっ!!立香ー!!帰るよー!!!!」
ぐだ男「ね、姉さん…」
後ろの方でぴょんぴょん跳ねるお姉様に皆の目線が集まり次に主様に集るとざわつき始める
「あれが美男美女兄弟か…」
「確かにカッコイイかも…!!」
「お姉さん可愛いな…」
貴女「…」
ぐだ男「あっ…ちょ……すみませっ!!」
主様は間を通って行こうとしたものの通す気はないのか一向に前に進まない
ぐだ子「えぇ…？
…アサシンごめんけど、立香迎えに行って？」
燕青「いいよぉ」
姿を現した燕青殿にまたもや目線が集り余計ザワザワなる
燕青「…？俺じゃなくてもルーラーがいるじゃんマスター」
ぐだ男「あっ!!ルーラー!!」
ようやく名前を呼ばれ真横に姿を現すと主様の腰に手を回し上に飛ぶと壁を蹴りお姉様の近くに着地する
ぐだ子「おぉ!!流石Aだね!!」
貴女「光栄です」
お姉様に微笑み腰に当てていた主様を下ろす
ぐだ男「こ…怖かった……」
貴女「す、すみません…」
ぐだ子「あれ怖がるのがー…
慣れれば楽しいのに…ね？」
燕青「そうだな」
ぐだ男「そんなの慣れたくないよ!!」
モブ「え…何あれ……壁走っ…え？」
モブ「イケメンがいるなら美女も居るってか？」
モブ「あそこだけオーラ違いすぎねぇか？」
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年9月16日 14時
