16話 ページ16
飯田「藤丸君!!もう少し静かにしたm…藤丸君？」
主様の異常なほど青い顔に飯田殿も謎に思い近づく
貴女「主様」
霊体化を解き隣に現れた私に生徒が声を荒らげるが今は気にせず主様の目の前に立つ
貴女「主様、どうなされた」
肩に手を置き顔を覗き込む形で見れば我に返り今度は私の腕を掴み
ぐだ男「ひゃ…百貌が居た」
貴女「!!?」
上鳴「ひゃくぼう？
なんだそれ」
彼の言葉に反応すること無く私は窓の外を見るが外には誰の姿も確認出来ない
貴女「何故彼女が…？
……主様、私は少し周りを見てきます
移動の際はお姉様と」
霊体化した私は念の為お姉様の近くに殆ど居るクーフーリン殿に事情を話すと校内を見廻る
貴女(主様の見間違えでなければ何故百貌殿が現界を……
サーヴァントを召喚できるのが彼以外に居ると言うことになるな…
聖杯がこの世界にある訳でもないのに…何故？)
モヤモヤが募る中気づけば昼休みの時間になったのか廊下は騒がしくなり一通りが多くなる
貴女(…とりあえず主様の所に戻ろう)
主様の元、食堂へと着くと霊体化を解いて現状報告をする
貴女「ここ数時間見廻りましたがサーヴァントの気配はありませんでした」
ぐだ男「そっか……やっぱり気の所為なのかな…」
クー「そんなに気を落とすなよマスター」
ぐだ子「クーフーリンも何も感じなかったの？」
クー「あー…そうだな、特に変な気配はな!!!!」
クーフーリン殿が身構えた時耳を塞ぎたくなるほどの警報音が鳴り出す
ぐだ子「なっ…何!!?」
モブ「校内に誰か侵入してきたって事だ!!君らも早く!!!!」
そう言って彼はお姉様の手を引こうとするがクーフーリン殿が睨んだため怯み逃げていった
クー「さて、俺らも避難するか？」
ぐだ男「え!!?そんな悠長な
もしかしたらサーヴァントのしわz」
貴女「いえ、サーヴァントであればこのくらいのセキュリティ霊体化していれば難なく潜れます
それに窓を、校門前にいた報道陣が壁を壊して中に入っているようです」
外を確認すれば相澤先生達が報道陣の対応に追われていた
ぐだ男「な、なんだぁ…」
主様はホッとしたのか安堵のため息を吐いていた
貴女(…報道陣の中にあんな分厚い壁を壊せる個性が居たと言うことか？
サーヴァントの事も気になる…
明日から護衛は2人に増やそう)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年9月16日 14時
