96話 最終 ページ46
数年後
「くっそ!!どこ行きやがった!!!!」
「おい、血痕だ!!この先だぞ!!」
バタバタと足音が聞こえる中一人の男が腹部を抑え物陰に隠れていた
(しくったな……完全に油断してた)
止まることなく溢れる血が地面へと落ち道を作っていたようだ
他の守護者はきっと下でまだ戦闘中だ
「どうしたものかな」
自分の死を覚悟し自傷気味に笑った彼は立ち上がり敵を見ておこうと振り返ると
「薬研、五虎退
殺りなさい」
「!!!!」
さっきまで、気配は無かった
それ以前に見つからなかった人物が今、成長した沢田の前に背を向けて立っていた
沢田「ほ…んとうにAちゃん……なの？」
途切れ途切れながらも沢田は声を振り絞り彼女にそう呼びかける
姿、形は消えた頃と何一つ変わらない…でも
その声が、顔が、雰囲気が「彼女」とそっくりなのだ
彼女はゆっくりと沢田を見ると優しく微笑み闇に包まれ消えた
山本「ツナ!!大丈夫か？」
獄寺「10代目っ!!くそっ!!早くしろ芝生頭!!」
笹川「なにぃ!!?もう一度言ってみろタコヘッド!!」
クローム「早くしないとボスが…」
騒がしい中、いつもは慌てながらも止める沢田だが彼は止めることなく泣いていたのだ
痛みからではなく彼女、Aに会えたことに
沢田(良かった……そっちでは楽しくやってるんだね…
また……会いたいな…)
一期「主殿、良かったのですか？裏切ったものなど助けられて…」
とある屋上にて、一期とその主であるAは落ちるか落ちないかのギリギリの場所に立っていた
貴女「いいんだよ
彼にはまだこの世界に居てもらう必要があるからね
簡単に死なせたりはさせないよ」
一期「…」
Aは綺麗に笑うと回れ右をして
貴女「帰ろう一期、(あの世とこの世の境)私たちの本丸へ」
【終わり】
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雪豹(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ まさかの終わりですね(；^∀^) そして、彼氏だった雲雀さん出ず……(._.) でも、裏切られたらそう簡単には信じられないのは分かりますね(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。) (2018年12月25日 5時) (
レス) id: 5c79542a8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水菜目
| 作成日時：2018年7月19日 15時
