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ありがたい。 ページ18

望は昔から私に何かあると癇癪を起こす。

だいたい周りの人がそれで助けてくれて
これまでも大事に至ったことはない。


今回も助けられてしまった。

そして、泣かせてしまった。





『望、泣かないで…
 望のおかげで本当に何もなかったから。
 それに私が望のこと、嫌いになんてなるわけないでしょ?』

桃「だって僕、泣いてばっかでなんもできひん!
  山本さんが連絡くれへんかったら、今もきっと知らんくて
  そしたらAちゃん、叩かれてたもん!」

『大丈夫、こうして今ここに来てくれてるじゃない。
 望に守ってもらえて嬉しい、ありがとう望。
 友ちゃんもありがとう』

友「どういたしまして」





友ちゃんの表情がなんとも言えないものなのが少し気になるけど。

今は望だ。





桃「山本さん、連絡くれてありがとう…
  お礼したいから、今日の昼休み
  一緒にご飯食べよ?」

『あ、私委員会の呼び出しあるから
 友ちゃんが望と食べてくれるなら嬉しいな』

桃「あ、そっか!Aちゃん今日いーひんのやぁ…
  山本さん、それでもいい?」

友「…うん、いいよ。」

桃「ふふ、ありがと!
  Aちゃんはぁ、お詫びに放課後僕とアイス食べに行こ?」

『いつもと変わんないじゃん』

桃「そうやった♡」

鋭い。→←許さない。



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ヒナ子 - このお話、好きですわぁ 続き、楽しみにしてます!がんばってください! (2020年2月7日 19時) (レス) id: 4551abcbc7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nonsuke | 作成日時:2020年2月7日 16時

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