八十七話 ページ40
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レオが捕まった。
母様の手の内に、小さな球体が見える。
「レオ!待ってて!すぐ助け‥」
力を入れたはずなのに、膝が地についた。
体力不足を思い知らされる。
ス「大丈夫かい、A」
戦闘により所々傷ついたスティーブンが立ち上がらせてくれた。
私は彼の手を強く握り、意を返した。
『‥これが、お前の"作品"か』
女神は球体に閉じ込めたレオを眺めて言った。
私の中で、強いものが打ち付けられる。
ス「レオが、作品?」
「‥う、違うよ‥‥」
煌々と輝く目を開いたレオをまじまじと見る。
彼女の中の私が、壊された気がした。
次いで、ねっとりと、耳に張り付くように女神は言の葉を発した。
『そこにいるなり損ないは、夫の暇潰しのために功績をあげた!さて‥何を提案したと思う?』
突然女神は声を響かせた。
まるで勝利を得たような表情をして。
スティーブンが私を見る。
上からレオが見てるのも感じてとれた。
「い、や‥違‥」
『こいつは"神々の義肢"の製作者。中でも、"神々の義眼"には力をいれていたなぁ?』
私には、私の懺悔の叫び声しか鼓膜を揺すらなかった。
これが、私の"罪"だった。
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酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時