八十四話 ページ37
-No side-
パンケーキを焼いた日の翌日。
少女はスティーブン宅には泊まらず、自室で朝を迎えた。
「今日も、見なかった」
いつものように、少女は屋上に出る。
少女の始まりの場所。
空気を肺に染み込ませ、声を届ける。
HLの空気は少女の体に馴染んでいた。
「Have a nice day_______」
少女は屋上を後にした。
________________________________
-main side-
「おはよう、クラウス、スティーブン」
ク「あぁ、おはよう、A」
ス「おはよう、A」
メインルームには、スティーブンの飲む珈琲の香りとクラウスの飲む紅茶の香りが入り交じっていた。
いつものソファに座り、ふと上のテレビを見上げた。
<さぁ、今日の注目はーっ!!
<はぁい!
いつものテレビ、いつものコメンテーター。
<今日の___
「今日の注目は、23番街のツインパフェ、そしてスーイツ特集」
<はぁい!
一字一句、一呼吸さえも、同じように口が動いた。
ク「む?再放送か‥?」
ス「いや?これはオンタイムだけど‥」
「じゃあ、何で‥」
何故私は言えたのか。
いや。
「前にも言ったことがあるの。どこかで、」
もしかして、
ス「________________夢、か?」
スティーブンの顔には、信じたくない の文字。
私も同じ顔だったろう。
ク「二人共、何かあったのか」
クラウスが紅茶をおいてこちらを見る。
「い、や________________!」
________________________ブツッ、
HL中の電気が停止した。
天には二つの影が三日月を浮かべていた。
『『母様の仰せのままに』』
酷く永い、悪夢が始まった。
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酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時