八十二話 ページ35
-No side-
ツ「‥兄弟というより、親子ですね」
「へ?」
ツェッドの言葉に呆気に取られたような声をあげる少女に対して、ザップは分かりやすい喜びを示した。
ザ「てめぇ魚類、たまにはいーこと言うじゃねぇか!」
ツ「ちょ、仲良しだってことですよ‥」
修正しようにもザップには届かないようだ。機嫌がいいならまぁいいか、とツェッドは兄弟子に呆れた。
「じゃ、じゃあ‥」
少女は考え込むようにしてから、ザップと目を合わせる。
ザ「なんだぁ?パパでちゅよー」
半ばからかうようにして両手をヒラヒラさせるザップに、少女は笑顔を向け、声を発した。
「________パパ、だぁいすき」
その一言でザップの時は止まり、半日ほど起きることはなかったという。
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-main side-
「どうしようツェッド」
ツ「‥死んでる訳じゃないんで、大丈夫だと思いますよ」
ソファにのたれ死んでいるザップは、なんと清清しい表情で眠っていた。
ちなみにキッチンにはまだパンケーキの元が残っている。
「お腹一杯なんだっけ、ツェッド」
ツ「いえ、実は食べたかったんです。ザップさんの視線が強くて‥」
照れ笑いを浮かべるツェッドは、直後に発言を否定しようとする。
私は脇に置いたエプロンを手に取り、キッチンに走っていった。
「待ってて!すぐ作る!」
そう告げてメインルームを後にした。
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酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時