六十七話 ページ20
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「データも残したし、ちゃんとわかるようにしたから‥」
自室のベッドでしなければならないことを確認する。
今日はいい夢を見られるだろうか、
いや、
「いい夢でなくていいから、悪くない夢を私に見せてよ」
________________
なんて、
願った私は馬鹿だった。
"彼"に首を絞められていた。
苦しい、離して、
けれども"彼"は離してくれない。
離すことができない。
悲しい顔をしているのに、その手は離せない。
"彼"は私の大好きな人で、
私は彼が手を離せない"理由"も知っていて。
「______わ、たしが、みん‥を、まもる‥ら_______」
霞む視界に写るものは、脳裏に焼き付いている。
どこまでも濃く、
どこまでも強く、
そして、どこまでも愛しく。
夢の中で私は何かを叫んだ。
"彼"の絞めていた手は緩み、私は"守るため"に"戦った"。
なのに、
「なのに、どうして‥?」
私はまた、荒廃した地に足跡を残していた。
足元を確信しようと、下を向こうとした時、
________Prrrrr.
_____Prrrrr.
端末が鳴く。
重たい瞼を開き、私は電話に出た。
ス「A!!夜中に悪いが、緊急召集だ!25番街を中心に、術式の組み込まれた殺人蜂がHL中を飛び回っている!至急駆除を手伝ってくれ!!」
スティーブンの声はいつになく荒れていた。
それほど急がなければならないのだ。
「‥行かなきゃ」
誰もいないライブラを出て、私は蜂の舞うHLを走った。
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酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時