六十六話 ページ19
-ギルベルト side-
最近この子はよく眠る。
ソファで眠るその子を見て、私はそう思いました。
おや、ちょうどよく目を覚まされた。
「おはよう、ギルベルト‥」
ギ「おはようございます、Aさん」
また悪い夢でも見ていたのでしょうか、頬には涙跡、声もいささか低いように思われます。
「‥あ、そうだ。やんなきゃ」
掛けられていた毛布を退け、普段スティーブン氏が使用しているパソコンに向かうと、私を呼びました。
「ギルベルト、珈琲を頂戴」
ギ「かしこまりました。ミルクと砂糖はいかがされましょう?」
「ブラックで。今すごく眠たいの」
彼女にしては珍しいことだった、普段は砂糖二つにミルクを少し。
ポットにティーカップ、要望通りにブラック珈琲を彼女の脇に置く。
「ありがとう」
USBが本体に差され、キーボードが休むことなくなり続けていた。
珈琲を体に染み込ませるようにティーカップ分を飲み干して、再びキーボードを鳴らす。
ギ(あたかも何かに恐れているようです。悪夢のせいでしょうか)
仕事から坊っちゃんとスティーブン氏が帰ってくる前には、USBは抜かれ、あの子は"何もしていないかのように"ソファでクッキーを頬張っていた。
勿論、ポットに入れられたブラック珈琲は律儀に全て飲み干されていた。
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酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時