検索窓
今日:10 hit、昨日:2 hit、合計:37,462 hit

六十六話 ページ19

-ギルベルト side-



最近この子はよく眠る。
ソファで眠るその子を見て、私はそう思いました。






おや、ちょうどよく目を覚まされた。



「おはよう、ギルベルト‥」









ギ「おはようございます、Aさん」









また悪い夢でも見ていたのでしょうか、頬には涙跡、声もいささか低いように思われます。









「‥あ、そうだ。やんなきゃ」









掛けられていた毛布を退け、普段スティーブン氏が使用しているパソコンに向かうと、私を呼びました。









「ギルベルト、珈琲を頂戴」









ギ「かしこまりました。ミルクと砂糖はいかがされましょう?」









「ブラックで。今すごく眠たいの」









彼女にしては珍しいことだった、普段は砂糖二つにミルクを少し。

ポットにティーカップ、要望通りにブラック珈琲を彼女の脇に置く。









「ありがとう」









USBが本体に差され、キーボードが休むことなくなり続けていた。
珈琲を体に染み込ませるようにティーカップ分を飲み干して、再びキーボードを鳴らす。









ギ(あたかも何かに恐れているようです。悪夢のせいでしょうか)









仕事から坊っちゃんとスティーブン氏が帰ってくる前には、USBは抜かれ、あの子は"何もしていないかのように"ソファでクッキーを頬張っていた。









勿論、ポットに入れられたブラック珈琲は律儀に全て飲み干されていた。

六十七話→←六十五話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
48人がお気に入り
設定タグ:血界戦線 , 女主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

酒夜月(プロフ) - ししょーさん» だから、困った時は助け合いましょう!分からない事がありましたら私だってししょーさんに聞きますし、答えられる事があったら私だって力になります!だから、いつでも頼ってください!! (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - ししょーさん» いえ、私もししょーさんと同じ夢小説の作者です。同じ作者の人がこんな事を言われていたらフォローしたくなります!!それに、人を助ける事は私にとっては当たり前の事です!!(^_^) (2018年1月6日 18時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 酒夜月さん» フォローありがとうございます。今回の事は私の不注意が招いたことなので、あまり心配しなくても大丈夫ですよ。今後ともよろしくお願いしますね。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
ししょー(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。不快な思いをさせてしまいすみませんでした。今後はより一層の注意を払って投稿しますので、どうぞよろしくお願いします。 (2018年1月6日 18時) (レス) id: 23ac3f6a39 (このIDを非表示/違反報告)
酒夜月(プロフ) - 、さん» それなら私だってそうですし、外し忘れる事だってありますよ?ししょーさんなどの作者さん達は忙しい中…急いで皆さんに待たせないように送ってくれているんですから、多めに見てあげてください…!! (2018年1月6日 16時) (レス) id: 5d4c43be81 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ししょー | 作成日時:2018年1月6日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。