月夜に歌を詠む 二 ページ25
月詠は吉原の中核の建物に来た。
彼女の後ろには大きいシリコンの胸をプルプル揺らした万事屋の三人がいて。
口には黒い布を巻いている。
「パー子でーす」
「パチ恵でーす」
「グラ子でーす」
『三人合わせて、はちきれピーチ三太夫!』
「頭、くせ者です」
門番の百華二人が三人に槍を向けた
「それはあの……新入りじゃ」
「大丈夫なんですか!?こんなの連れていって。鳳仙様の方がはちキレますよ」
「股間が?」
「んなわけねーだろ鏡見て来いシリコン太夫!」
百華の女がパー子の発言にツッコんだ
「新入りじゃが腕は立つ連中じゃ。心配せずともよい。門を開けてくりゃれ」
「……頭がそこまでいうのなら」
「お通りください」
門が開いて四人が中に入り新八は小声で銀時に話しかけた。
「やりましたね。なんとか誤魔化せたみたいですよ」
しかし
「お気を付けてくださいね……死出の旅路を」
門番の二人は扉を閉めながらそう言い敵意のある目で四人を見た。
『!!』
扉が閉まった瞬間、前から大量のクナイが飛んできた
「うわあああ!!」
新八が叫び声を上げるなか、神楽は番傘を銀時は木刀を月詠は短刀を構え、襲いくるクナイの群れを弾き飛ばした。
「うおわァ!!」
何本かクナイが後ろにいた新八に向かい、彼は慌ててそれを避けた
「どうやら猿芝居は無駄だったようだな。全部お見通しってわけだ」
銀時たちの目の前には、大勢の百華たちが武器を構えて囲んでいた
「頭、バカな真似をしたね。アンタが賊に加担するとは。吉原を裏切ればどうなるか。百華の頭のアンタが一番知ってるはずだ」
百華の一人が月詠に言えば、銀時が口元の布をずらして顔を見せた
「そうかい。こんなに沢山集まって、お別れパーチーでも開いてくれるのかい」
「裏切り者には死を。それがここの掟」
百華の女達が鞘から刀を抜く
「アンタも吉原の番人とまで言われた女だ。その命をもってして最後の掟を護るがいい!!」
百華が一斉に襲いかかってきた
「嬉しいねえ。遊女総出とは、男冥利に尽きるぜ」
銀時はフッと笑う
「だがあいにく俺ァ抱く女は一人、そいつ以外とはヤらねーって決めてるんでね」
「女はやっぱり爆乳でござんしょ」
銀時たち三人が服を捲って膨らんだ胸部を晒せば、そこには爆弾があった
月詠がキセルで導火線に火をつける
「さあ、楽しい
ニィ、と銀時は意地の悪い笑みを浮かべた
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» コメントありがとうございます!いつもご愛読いただき嬉しいです!この先も楽しんで読んでいただけるよう頑張ります(ง •̀ω•́)ง✧ (2023年1月29日 22時) (レス) @page14 id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - 続編突入おめでとうございます!今回多めな戦闘シーンも、夢主ちゃんが毎回どのように強さを見せつけてくれるのか、周りがどう反応するのか、楽しみにしております。まだまだ寒いので体調に気をつけて頑張って下さい! (2023年1月29日 18時) (レス) @page14 id: e6fe50ece6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月28日 13時