誰もが誰かを想ってる 一 ページ33
庭に飛ばされた九兵衛が体勢を立て直している間に、新八は刀を構えて襲いかかった。
(長期戦になれば実力差がモロに出るこの勝負……一気にカタを!!)
応戦するように九兵衛がすぐさま木刀を取り突き出した。
刃先が衝突するが
「!!」
九兵衛は新八の手を蹴り上げた。
隙の生まれた彼に九兵衛が木刀を構える。
銀時が地面に落ちている木刀の元まで走り、九兵衛の手に向かって木刀を投げた。
「!」
九兵衛が驚いている間に新八が木刀を振るう。
しかし敏木斎も木刀を投げつけて新八の刀を弾き飛ばした。
Aがその隙に敏木斎に木刀を振るうが、九兵衛が先ほど新八から投げられた小刀を飛ばしてAの木刀も弾き上げる。
三刀が宙に打ち上がり、五人はそれに向かって一斉に跳び上がった。
『うおらァァァァ!!』
木刀を掴み取ったのは
九兵衛と銀時とAだった。
銀時とAは刀を片手に敏木斎を捉え、九兵衛は新八を捉えて刀を構えた。
(僕が新八君を斬るが速いか、君がおじいさまを斬るが速いか、それともAがおじい様を倒すのが速いか。神速と謳われる僕の剣に挑もうというのか!!)
三人が同時に刀を振るった。
が、しかし九兵衛は新八の前を通り過ぎて
新八は目を見開いた。
九兵衛が突き出す刀の先には、敏木斎を狙う銀時とAがいる。
(違う!!僕じゃない。彼が狙うのは……大将を狙いスキができた……)
(危険なのは……君たちだァァァ!!)
敏木斎に目をやっていた銀時が、ニヤッと笑って九兵衛の方に顔を向ける。
「!!」
銀時はそばにいるAの背中に手をついて押し出し踏み台にする。
その反動で体を横に向け九兵衛の攻撃を避けた。
(何!?)
押されたAは銀時の動きを予期していたようで、驚いた様子がなく敏木斎にも攻撃を仕掛けてはいない。
銀時は左手に刀を持ち替え、木刀の柄で九兵衛の小皿を突いた。
「!!」
軽い割裂音と共に小皿は欠片を散らす
銀時は九兵衛の木刀を取ってそのまま落下した
木刀を新八に投げ渡すが、背後から敏木斎が首にしがみついてきた
(一瞬で九兵衛の
敏木斎はそのまま体重をかけ、銀時を石灯籠に向けて落下させた。
誰もが誰かを想ってる 二→←普段眼鏡をかけている奴が外すとなんか物足りない 五 終
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刹那*桜(プロフ) - アイナさん» あけましておめでとうございます!10個目でも見に来てくださって本当に嬉しいです。ありがとうございます! (2023年1月6日 4時) (レス) id: f89dd253f0 (このIDを非表示/違反報告)
アイナ(プロフ) - あけましておめでとうございます。そしてシリーズ数二桁突入おめでとうございます。今年もぜひ、夢主ちゃんとお兄様の活躍と銀魂キャラたちの奮闘を拝見させてください! (2023年1月2日 10時) (レス) id: 503469204d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那*桜 | 作成日時:2023年1月1日 3時