視線の先に(桃)

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次の日から、


“ 登校も大毅とする ”


なんて言うから 俺はひとりで学校へ。








…この間までは “ 重岡くん ” って呼んでたのに
いつの間に 呼び捨てに 変わったんやろ…









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教室に着くと もうすでにAは来ていて。




笑いながら話をしている相手は





重岡「お、望！おはよ！」





当然しげで。





A「おはよう望！
ごめんな、一緒に行かれへんようになって…」





小瀧「ええよ、全然！
Aが幸せなんやったら 俺は それでええねん。」






言うてて寂しくなるなぁ…。





自分めっちゃ悲しいやつやん。









重岡「なんや、かっこええなぁ、いまのセリフ」





そう呑気に笑うしげが羨ましくて仕方がない。





だって隣には…





A「お前は 私の何やねん」









笑顔の Aが おるんやから。









小瀧「…幼馴染ですけど？なにか？」









・









“ 幼馴染 ”





俺は この日から

この言葉が大キライになった。

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