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司「最初から失敗ですか。
まぁ、構いませんわ。
次は、坂口安吾ですわね。
準備はいいですか?」
秋「いつでも、大丈夫。
坂口先生は呼ばなくてもいいよね。」








その質問に頷く。
この日は坂口安吾がこちらに挨拶に来るとか。
疑われるのは承知だ。
ていうか、疑ってほしい。
疑われれば疑われる程、あちらに近づいて行ける。
ニヤリと笑いながら坂口安吾が待つ部屋へ近づく。









司「お待たせしましたわ。
坂口安吾殿。」
坂「いえ、大丈夫です。
彼は、」
司「徳田秋声先生です。
私の助手なんですの。
引かせた方がよろしいかしら?」
坂「いえ、構いません。」








そして、これからの会議を開いた。
坂口さんは効率のいいタイプだった。
前任の司書さんと同じですわね。
徳田先生は異能を移した、と合図を送ってきた。
ので、話を切り上げ、おかえり頂く。









司「とりあえず、異能特務課はこれでいいですわね。
次は、探偵社にでもまいりますか。」
秋「図書館は?」
司「この計画が終われば図書館はもう要りませんの。
先生方に任せて捨て置きますわ。
貴方さえ居てくれたらこの計画は成功しますもの。
先生方にはここに居て貰い、遠隔で異能を移すことは可能ですね?」









観念したように徳田先生は頷いた。
荷物を纏めるように指示し、部屋へ戻った。
これでいいんだわ。
これで、やっと復讐出来る。
やっと、ここまで力を手に入れた。
もう、あの頃の私じゃない。
無力で非力で何も出来なかった私ではないんだわ。









司「私の無力のせいで、貴方を殺しちゃった。
だから、絶対に復讐を成し遂げて見せるからね。
見ててね、凌空。」









私の唯一の家族。
可愛い弟。

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悠歌(プロフ) - ゼロさん» ですよねぇ。では、前任の司書の方を「前任」で表記します。ご指摘ありがとうございました! (2018年4月15日 19時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 司書さんの区別を付けた方が良いと思うのですが...どうでしょうか。 (2018年4月14日 19時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)
悠歌(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます!更新遅いですが、よろしくお願いします! (2018年4月5日 15時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年4月4日 3時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:悠歌 | 作成日時:2018年3月22日 22時

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