6 ページ6
司「辻村さんは、異能持ちではございませんの?」
辻「え?あー、異能持ちですけど、色々あったもので今は使えません。」
司「そうなんですの。」
彼女は異能持ち。
そう記憶して徳田先生へ近づく。
今私達が居るのは文豪ストレイドッグスという本の中。
ここで先生方を完全体にするには登場人物の持つ異能が必要だ。
文豪という共通もあり、名前が同じ登場人物が多い。
それゆえか、記録によると名前が同じ文豪同士の結び付きが大きいらしい。
秋「つまり?」
司「つまり、中原先生なら重力使いの中原中也を、太宰先生なら異能無効化の太宰治の異能をくっつける必要があります。」
秋「ふーん。なら辻村深月って文豪はこっちに居ないから彼女は用済みってこと?」
司「そうでもありません。
記録によるとこちらでは転生する先生があちらでは登場人物とはなっていないケースがあるらしいですわ。」
そう言って徳田先生を見る。
彼こそが典型的な例だ。
徳田秋声という、登場人物はいない。
なのに、何故かこちらに来た時には既に異能を持った完全体であった。
記録でも徳田先生のみは最初から存在し、徳田先生の異能を拠点として次々と先生方が現れた、と。
ちなみに、この記録とは先生方の前任の司書との記憶だ。
司「そして、貴方がついの居ない先生と登場人物をくっつけてください。
例えば、島崎藤村先生と先程の辻村深月。
両方ともお互いについとなる相手がいません。」
秋「なるほどね。
なら全ての異能力者の異能を片っ端からくっつけていけば言い訳だ。」
司「それで構いません。
とりあえず辻村深月の異能を島崎先生に取り付けてみましょう。」
だか、それは失敗に終わった。
辻村深月に異能は無く、移すことが出来なかった。
68人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠歌(プロフ) - ゼロさん» ですよねぇ。では、前任の司書の方を「前任」で表記します。ご指摘ありがとうございました! (2018年4月15日 19時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - 司書さんの区別を付けた方が良いと思うのですが...どうでしょうか。 (2018年4月14日 19時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)
悠歌(プロフ) - ゼロさん» ありがとうございます!更新遅いですが、よろしくお願いします! (2018年4月5日 15時) (レス) id: b1dbb71ad3 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります。 (2018年4月4日 3時) (レス) id: 8a8cf15df7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:悠歌 | 作成日時:2018年3月22日 22時