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葉「太宰幹部、報告書をお願いします。」
太「えぇ。」




えぇ。って言われても。
今日は報告書を提出するよう催促しに来たのだが、太宰幹部はやる気がゼロ。
中原准幹部は先日の戦闘の怪我の治療中だ。




葉「やってもらわないと、困ります。」
太「んーーーー。
葉月が書けば良いよ。
筆跡似せてくれれば良いから。」
葉「…えぇ。」
太「えぇ。」





沈黙。






織「太宰、入るぞ。」
太「織田作!良いところに!
ちょっと、この書類作るの手伝ってくれない?」
織「?別に構わないが、俺が見ても大丈夫ですか?」






太宰幹部のお友達と聞く織田作之助という男。
太宰幹部は彼を酷く気に入って居るらしい。
流石に幹部の報告書を見るのは憚られるのか、私に質問してくる。







この報告書は小林秀雄の時のものだ。
私の異能は知られても記憶が無くなるのなら別に構わないが、太宰幹部がもし、心境が変わって彼に私の異能を忘れないようにさせるのなら、それは大問題だ。
でも、ここで返すべきは幹部の僕としての返答。





葉「……。太宰幹部が良いなら大丈、」
太「やっぱり私がやるよ。」
織「そうか。それがいい。」






そう言って彼は出て行った。
何をしに来たんだ。
それより、太宰幹部か自らやるだなんて。






葉「頭大丈夫ですか?」
太「悪意は無いんだよね?きっと。
うん。大丈夫。
葉月は私達を信じてないらしいから少しでも不安要素は除いておきたいでしょう?」
葉「そ、そんなことは!」
太「葉月、私を誤魔化せると本気で思っているのかい?
私に隠し事なんて出来ない。絶対にね。









いつか、君が抱えてる物全てさらけ出させて私達を認めさせてあげる。」







私達って。
やっぱり太宰幹部は中原准幹部のこと、大切に思ってますよね。←

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作者名:悠歌 | 作成日時:2018年3月10日 17時

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