12 午後の授業は先生と�� ページ12
デクVSかっちゃん回の生(と言ってもモニター越し)はやはりすごかった。とても感動した。いや、なんかもう、その、とにかくかっこよくて感動で…語彙力が足りない……。
数々のA組生徒の授業を見てとりあえず私は元気チャージできたありがとうヒロアカ。
そしてついに私の番。
それにしても平和の象徴様は鬼畜だと思わんかね。私の事情知っといてなんだ頑張ろうって。
と、心の中でオールマイトに対して愚痴を吐いていたら開始の合図。まあ一瞬で倒すこともできるんだけどそれは本当に目立つどころの話ではないので今回はやられる。
ビルの中に入り、とりあえずまだ個性は使わず核を探す。4階に上がり、とある一室の扉を開ける。目に映ったのは部屋の真ん中に置かれてある核と…、
「っ‼」
いきなり懐に拳を入れようと振ってきたオールマイトがいた。本能なのか、それを瞬時に跳んで後退しすんでのところで避けた。
今、オールマイトはハンデとして両手両足にそれぞれ10キロずつの計40キロの重りを付けている。
危ない…ハンデ付きで個性を使ってないとしても、もろくらったら気絶して即KOだった。さすがに痛い&苦しいのは嫌だ。
「やはり避けるか…」
相変わらず笑顔を顔に貼り付けているオールマイトはそう呟き、次の行動に出た。
(蹴り…っ)
「からの！」
「っ…」
顔に蹴りがくると判断し、腕でガードしながら避けたが、オールマイトは蹴りにかかってきそうなその逞しい脚をしまい、両手の指を組んで私の頭めがけて勢いよく振り下ろしてきた。
誰もがその手は美麗の頭に一発入ると予感した。が……、
「‼」
オールマイトのその手は、上にあがった。
モニター越しに二人の様子に驚愕する生徒たちは、確かに見た。今、美麗がオールマイトのその手を振り払うように片手を上げたのだ。しかも触れずに。
涼しい顔をしたままの美麗は意味ありげにオールマイトを見つめ、オールマイトもまた、美麗に応えるかのように近くで見ていないと分からないくらい小さく頷いた。
瞬間、美麗が10メートル程部屋の隅へ吹っ飛んだ。オールマイトが美麗を殴ったからだ。
壁に体が打ち付けられたが、痛くない。成功したと安堵したのもつかの間、いつのまにか接近しいたオールマイトに捕縛された。
そこで終了の合図が鳴った。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
今日氷炎スウィートハニー開催の日なんですよー⁉行きたかった…でも都会遠い…今日行く人は楽しんできてください………ッ
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作者名：えーり | 作成日時：2019年5月9日 0時
