7話 離れの中 ページ10
来た理由を思い出すとなんかむしゃくしゃする。なんで私が腹を刺されなければいけないんだ！
刺さった刀を抜こうと思ったけど多分大量出血で低容量性ショックを起こす。そのこと考えると気が引けた
『さぁどうしようかなｯ！？』
ｸﾞﾗｯ
世界が暗転した
政府へ連絡して救助を待とうかと考えて部屋の奥に壁伝いて進んでたはずがその壁に隠し扉があったらしい
転がるようにその部屋に入る
顔を上げて驚いた。自分の顔は見れないけど多分ひどい顔してると思う
そこには虫の息の役人5人とその中央に座る審神者がいた
「はじめまして、貴方も私に力をくれるの？」
悟った。なんでここに私が向かわされたのかを
多分ここに座る審神者が主な原因だと思う。彼ら･･･ここの刀剣達は彼女の力を安定させるためにこんなことをしたのだろう
資料の情報でわかったのははじめにこの本丸へ向かわされたものの任務は“審神者の本丸存続の有無を調べる”だったこと
その後、音信不通となりもう一度同じ任務で役人を送る。すると1人目と同じように音信不通に
流石に疑問を抱かないほど政府もバカではない。何事にも対処できるよう力の持った役人を送った。
それが3人目と五日前に送らせた2人
『まさか役人の力を吸って本丸維持させてたなんてね』
政府は薄々気づいていたのだろう。この本丸維持の状態を
だから私みたいな霊力が少なくて物理的に刀剣と殺りあえる者が選ばれたんだ
「貴方、霊力少ないのね。でも美味しそう」
腹部からの出血が酷く、たってられずにその場に倒れた
四肢は脳からの動けという命令が聞こえないらしい
力なく顔を上げ審神者を見る
「歌仙も物好きね。味見しても怒られないかしら」
嗤うその姿は獲物を捉えた女狐のようだ
こんな所で死んでたまるか･･･
必死に睨みを利かすけど鈍器で殴られたような頭痛が視界を侵す
重力に従って閉じかける瞼
最後に目にしたのは
黒い軍服に身を包む淡い青髪の青年
黒い肩掛けをなびかせた後ろ姿だった
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朱音(プロフ) - 更新ありがとうございます（ ; ; ）無理はして欲しくないですが更新はいつまでも楽しみに待っております…作品、とっても好きなので…！！お体にはお気をつけて、気分が乗った時にでもふらっと更新して頂ければと思います…(;_;) (2020年9月3日 1時) (
レス) id: 22e9277f7c (このIDを非表示/違反報告)
チハ(プロフ) - 更新停止しているようですが大丈夫ですか？？とっても黒龍さんが手がける小説おもしろいので頑張ってください！応援しています！ (2018年3月14日 23時) (レス) id: e8acb650b0 (このIDを非表示/違反報告)
冷凍なすび(プロフ) - 連載再開ありがとうございます(；；) めっちゃ設定好みで前から読ませて貰ってました〜〜 これからも応援してます！！！ (2017年10月22日 22時) (レス) id: 919af87750 (このIDを非表示/違反報告)
うさだ - 男装女子、大好物なんです…！ヤンデレ一期もたまらん！とても面白いので応援してます！そして、イラスト素敵すぎます( 〃▽〃) (2017年8月13日 0時) (レス) id: fc438ca9b2 (このIDを非表示/違反報告)
膝丸の太もものけしからん紐になりたい(プロフ) - こういう特殊設定の小説まってました！更新応援してます (2017年7月29日 20時) (レス) id: 4f4a546599 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒龍 | 作成日時：2017年7月29日 19時
